仕事一筋、会社一筋に生きてきた男性が、定年後にすっかり気が抜けたようになることは珍しくない。なかには、唯一所属していた会社に行かなくなると、家でとくにすることもなく、友人も少なく、家事もできず、趣味もなく、ただ妻にすがって生きていかざるを得ないという人もいる。
そういう人はちまたで「ワシも族」と呼ばれているそうだ。妻が出かけようとすると「ワシも」「ワシも」と、妻の後をついてまわるからだという。そうなると、定年前は見向きもしなかったくせに、家庭の中の些細なことに口出しするようになる男性も多いのだという。
食事の献立や妻の買い物にうるさく口を出し、安い発泡酒を買えば「晩酌しか楽しみがないのに」とすねる。家事の手伝いをするわけでもない。行くところがないため、妻が友だちと食事する場にまでついてきて、つまらなそうな顔をして場をぶち壊しにする人もいるという。
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