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54歳中小経営者の苦渋「希望退職」で残された有休問題

井寄奈美・特定社会保険労務士
 
 

 A介さん(54)は、従業員数約50人の機械部品加工会社の経営者です。3月末で主要取引先の大手機械メーカーB社からの仕事がなくなることが決まったため、事業を縮小し、B社の仕事に携わる従業員の大半に退職してもらわざるを得ない状況です。退職金の上乗せなど会社としてできる限りの条件を出し、なんとか従業員の理解を得ましたが、従業員から要望された年次有給休暇の取り扱いについてどう対応すべきか困っています。

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特定社会保険労務士

 大阪市出身。2023年、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。法学博士(大阪大学2026年)。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書(共著)に『労働事件予防の実務』(第一法規)など。http://www.sr-iyori.com/