国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が7月16日から開かれている。日本からは、文化遺産と自然遺産で一つずつ登録が見込まれている。日本の登録数は、年々増えてきているが、世界的にみて多いのだろうか。また、世界遺産の登録については、これまでさまざまな偏在問題があった。今回は、世界遺産の登録数についてみていく。
日本の世界遺産登録数は
今年の世界遺産委員会は、7月16~31日の日程だ。昨年は新型コロナウイルス感染症の流行で延期されたため、2年ぶりの開催となる。当初は中国の福建省福州市で開催予定だったが、新型コロナの影響でオンラインに切り替えられた。延期された昨年分と合わせて審査する。
日本からは、自然遺産として、多くの絶滅危惧種が生息する「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」。文化遺産として、青森市の三内丸山遺跡などで構成される「北海道・北東北の縄文遺跡群」が登録候補に挙がっている。
世界遺産は、世界遺産条約に基づいて、委員会で審議のうえ登録する。同条約は、1972年にユネスコで採択されたが、日本が批准したのは92年と遅かった。その要因として、文化財保護法などの法制が整っていて、世界遺産の必要性が社会で認識されにくかったことなどがあるといわれている。
93年には、日本の「法隆寺地域の仏教建造物」「姫路城」「屋久島」「白神山地」の四つが登録された。その後、登録数は年々増加…
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