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外資系に負けない!星野リゾートの「フラットな組織文化」

星野佳路・星野リゾート代表
星野リゾートの星野佳路代表=大阪市浪速区で、北村隆夫撮影
星野リゾートの星野佳路代表=大阪市浪速区で、北村隆夫撮影

 星野リゾートの星野佳路代表は最近、人気マンガ「ドラえもん」を生み出した藤子・F・不二雄さんのことを「すごい天才だ」と感じています。一方で、ライバルと目するのは米国の巨大ホテルチェーン。それぞれ、どんな理由なのでしょう。星野さんが語ります。

星野佳路の家業のメソッド

 最近、私が「すごい天才だ」と思っているのは、藤子・F・不二雄さんです。代表作である「ドラえもん」は、世界中で人気を集めているのに「どこからみても日本的」だからです。

 日本というものをベタに表現しようとすれば、腰に刀を差したサムライや忍者が出てきて、というストーリーになりますが、ドラえもんが描くのは、そういうベタな日本ではありません。しかし、登場人物たちの会話や行動に映し出される価値観や文化、周囲の風景、ひみつ道具の登場の仕方といったあらゆる部分に、海外では誕生し得ない「日本ならでは」を感じます。

 ひみつ道具のネーミングも素晴らしい。私たちは、宿泊施設のブランド名など、いろいろ考えすぎてしまいがちですが、タケコプターひとつ取っても、何であるかが一発でわかります。名前が竹とんぼから取られているように、日本文化がなくては発想し得なかったものであるのに、世界でも受け入れられている。この部分が私の感じる「すごさ」です。

 私が「日本ならでは」を意識するのは、星野リゾートのライバルが「ハイアット」「ヒルトン」「マリオット」といったホテルチェーンを展開する外資系ホテル会社だからでもあります。彼らは日本の地方、日本の温泉地に次々に進出してきています。

 星野リゾートにとって、外資系ホテルチェーンとの差別化ポイントは…

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星野リゾート代表

 1960年、長野県生まれ。慶応大経済学部卒業後、米コーネル大ホテル経営大学院修士課程修了。91年に星野温泉(現・星野リゾート)代表。温泉旅館だった家業を「世界で通用するホテル会社」にするとの目標のもと、所有と運営を一体とする日本の観光産業でいち早く運営特化戦略をとり、大きく変貌、成長させた。