楽天モバイルが、携帯電波の中でつながりやすい「プラチナバンド」の獲得に向けて大きく前進した。総務省の有識者会議で議論が続いていたが、11月8日に出された報告書案は、楽天モバイルの主張がほぼ反映された形になった。その中身を見ていきたい。
電波の「再割り当て」を議論
「プラチナバンド」は700~900メガヘルツ(MHz)の周波数帯を指す。携帯電波の中では低い周波数で、建物の中などにも入ってつながりやすい。楽天が目指しているのは、800~900MHz帯の取得だ。
10月1日に施行された改正電波法で、競合する他社からの申請があった場合は、既存の通信事業者が使う電波の「再割り当て」が可能になった。楽天モバイルは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが現在使っている周波数からそれぞれ、5MHz(上りと下りで2倍の10MHz)幅ずつを獲得する方針を表明していた。
一方、既存3社としては、いま使っている周波数をすぐに手放すと、エリアや通信品質の維持が難しくなってしまう。楽天モバイルの正式な申請に先立ち、総務省でドコモ、KDDI、ソフトバンクを交えた議論が続いていた。
楽天と既存3社の主張が対立
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