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つみたてNISAで注目!世界に分散投資「オルカン」とは

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
日経平均株価を表示するモニター=東京都中央区で2023年10月4日、藤井達也撮影
日経平均株価を表示するモニター=東京都中央区で2023年10月4日、藤井達也撮影

 「インデックスファンド」の積み立て投資で資産形成をしたいという会社員(38)は、ネットなどでよく目にする「オルカン」と呼ばれる人気の投資信託に興味があります。少額投資非課税制度(NISA)の「つみたてNISA」は、大半の対象商品がインデックスファンドです。どのような商品を選ぶべきか悩んでいます。

 インデックスファンドとは株価など特定の指数(インデックス)に連動した運用を目指す投資信託のことです。日本株式の投資信託なら「日経平均株価」や「東証株価指数(TOPIX)」などに連動した運用を目指します。

 一方、アクティブファンドは、特定の指数を上回る運用成果を目指すものです。このため、運用先の企業の調査費用や運用者の人件費などがかかり、その分、インデックスファンドよりもコストが高くなります。

 コスト分は運用成果から引かれるため、長期的にインデックスを上回る成果を出し続けるアクティブファンドを選ぶのは難しいのが実情です。資産形成を目的とするなら、コストの安いインデックスファンドで長期積み立て投資をしていくのがよいでしょう。

世界の株価指数に連動

 ここ数年、個人投資家に人気のあるのが、日本を含む世界の主要な企業に分散投資でき、全世界の株価指数に連動するインデックスファンドです。

 冒頭に挙げた「オルカン」と呼ばれているのは、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim(イーマクシス・スリム) 全世界株式(オール・カントリー)」です。代表的な全世界株価指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」への連動を目指しています。つみたてNISAのラインアップに含まれ、コストの安さから支持されています。

 ACWIは世界47カ国(先進国23カ国、新興国24カ国)の約2900社を対象としています。世界的な株価指数は他にもあります。

 これらのインデックスファンドを1本保有しておけば、全世界の主要企業に…

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ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、社会保険労務士、MZ Benefit Consulting 代表取締役、オフィスベネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、顧客本位の独立系アドバイザーとして、家計相談、執筆、講演などを行っている。著書に「結局、2000万円問題ってどうなったんですか?」(サンマーク出版)など多数。