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新NISAとイデコ「投信の入れ替え」違いはどこに

渡辺精一・経済プレミア編集部
 
 

新NISAとイデコを使いこなす(3)

 個人の資産形成では、少額投資非課税制度(NISA)と個人型確定拠出年金(イデコ=iDeCo)で、投資信託を定期的に買い付けていく積み立て投資が基本になる。投資が長期にわたると、買い付けた投信を途中で別のものに替えたくなる場合もあるが、イデコは自由にできるのに対し、NISAでは制約があるなどの違いがある。運用にどんな影響があるのかを考えよう。

スイッチングが自由にできるイデコ

 NISAとイデコは税制メリットが大きい制度だ。通常、株式や投信の運用益(売却時の譲渡益や運用中の配当・分配金)には約20%の税(所得税約15%・住民税5%)がかかるが、NISAとイデコはこの運用益が非課税となる。

 NISA、イデコはともに長期・積み立て投資に活用しやすい。ただし、制度上の違いもいくつかある。そのひとつに、口座内で資産構成の入れ替え(スイッチング)ができるかどうかという点がある。

 イデコはスイッチングが自由にできる。

 例えば、買い付けてきた投信Aを投信Bに替えたい場合、投信Aを売却し、売却資金で投信Bを購入すれば、残高を変えず、資産の中身を入れ替えることができる。

 長期投資では、こうしたスイッチングが必要な局面があり、その役割は大きく二つある。

 ひとつは、リバランスだ。

 投資では、運用目的や期間に適した資産配分(アセットアロケーション)を考え、それに見合う金融商品を買うのが基本だ。時間とともに配分バランスが崩れれば、商品の売買で元の配分になるよう修正する。これがリバランスだ。

 もうひとつは、リスク許容度への対応だ。

 長期投資では、収入、資産額、運用期…

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経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。