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「通話中にAIが即時通訳」サムスン新型ギャラクシーの実力

石野純也・ケータイジャーナリスト
サムスン電子が発表した新型スマートフォン「Galaxy S24」シリーズ。左からGalaxy S24+、Galaxy S24 Ultra、Galaxy S24
サムスン電子が発表した新型スマートフォン「Galaxy S24」シリーズ。左からGalaxy S24+、Galaxy S24 Ultra、Galaxy S24

 サムスン電子が米カリフォルニア州サンノゼで1月17日(現地時間)、新製品発表会を開き、新型スマートフォン「Galaxy S24」(ギャラクシー S24)シリーズを発表した。

 外観は昨年までのモデルと大きく変わっていないが、「生成AI」を取り込むことで中身を刷新した。“生成AIスマホ”の先駆けと言えばグーグルの「Pixel 8」(ピクセル 8)シリーズだが、違いはどこにあるのだろうか。

多言語対応が強み

 Galaxy S24シリーズは「Galaxy AI」と呼ばれる機能を搭載している。音声通話、ボイスレコーダー、手書きメモアプリ、画像編集アプリなど幅広いアプリがこの機能に対応。AI自体はグーグルが開発した「Gemini Nano(ジェミニ・ナノ)」や「Gemini Pro(ジェミニ・プロ)」「Imagen 2(イマージェン・ツー)」を活用し、端末上とクラウド側の両方で動作させている。

 音声通話アプリは13言語のリアルタイム翻訳に対応した。日本語にも対応しており、例えば通話相手が話しているのが英語の場合、日本語に翻訳されて読み上げられ、こちらが日本語で話したことは英語になって相手に流れる。若干のタイムラグは生じるものの、リアルタイムかつ双方向の音声通訳はグーグルのPixelシリーズをしのぐ機能だ。即時翻訳機能はテキストチャットでも使える。

 ボイスレコーダーアプリは文字起こしや翻訳に加え、「要約」も可能だ。録音終了後に音声が文字に書き起こされ、「概要」と書かれたボタンをタップすると内容の要点がまとめられる。こちらも日本語に対応している。

 レコーダーの文字起こし機能はグーグルのPixelシリーズも搭載しているが、翻訳には未対応。利用者が文字をコピーし、翻訳アプリに貼り付ける必要があった。要約機能も「Pixel 8 Pro」にしか対応しておらず、日本語にも未対応だ。多機能かつ多言語対応している点では、Galaxy S24シリーズがリードしている。

グーグル製AIを駆使

 グーグル製の生成AIモデルであるGeminiは、文字だけでなく、画像や音声などを認…

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ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。