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JR東など8社「QR乗車券」導入へ 東京メトロ抜きで大丈夫?

土屋武之・鉄道ライター
JR東日本の高輪ゲートウェイ駅はQRコード改札などの実証実験の場としても機能してきた=同駅開業前の2020年3月9日、大西岳彦撮影
JR東日本の高輪ゲートウェイ駅はQRコード改札などの実証実験の場としても機能してきた=同駅開業前の2020年3月9日、大西岳彦撮影

 首都圏の鉄道事業者8社が2027年3月末以降、従来の磁気乗車券を紙の「QRコード乗車券」へ置き換えていく方針を発表した。

 近距離券が対象で、8社はJR東日本、東京モノレール、京急電鉄、京成電鉄、新京成電鉄、北総鉄道、西武鉄道、東武鉄道。大手では東京メトロなどが名前を連ねていないが、これによって何が変わるのだろうか。

目新しい技術ではない

 磁気乗車券は1970年代、自動改札機の本格導入期から広く使われ始めたものだ。券の裏面に磁気データを書き込み、それを自動改札機で読み取る方式をとっている。

 これに対し、紙のQR乗車券は、券面のQRコードを自動改札の読み取り機にかざす形になる。航空機に搭乗する際にはおなじみの方式だ。鉄道でも、14年に沖縄都市モノレール(ゆいレール)が導入するなど前例がある。

 東京圏の例では、東急電鉄が23年8月、デジタル乗車券サービス「Q SKIP」をスタートさせた。専用のウェブサイトで1日乗車券などを販売し、スマートフォンに表示させたQRコードや、購入に使ったタッチ機能付きクレジットカードなどで自動改札を通れるようにしている。

 つまりQR乗車券自体は特別、目新しい技術でもない。

東京メトロの動向に注目

 今回の発表で注目すべきは、自動改札で読み取ったQR乗車券の情報を、8社…

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鉄道ライター

1965年、大阪府豊中市生まれ。大阪大学で演劇学を専攻し、劇作家・評論家の山崎正和氏に師事。出版社勤務を経て97年に独立し、ライターに。2004年頃から鉄道を専門とし、雑誌「鉄道ジャーナル」のメイン記事などを担当した。東日本大震災で被災した鉄道路線の取材を精力的に行うほか、現在もさまざまな媒体に寄稿している。主な著書に「ここがすごい!東京メトロ」(交通新聞社)、「きっぷのルール ハンドブック」(実業之日本社)など。