首都圏の鉄道事業者8社が2027年3月末以降、従来の磁気乗車券を紙の「QRコード乗車券」へ置き換えていく方針を発表した。
近距離券が対象で、8社はJR東日本、東京モノレール、京急電鉄、京成電鉄、新京成電鉄、北総鉄道、西武鉄道、東武鉄道。大手では東京メトロなどが名前を連ねていないが、これによって何が変わるのだろうか。
目新しい技術ではない
磁気乗車券は1970年代、自動改札機の本格導入期から広く使われ始めたものだ。券の裏面に磁気データを書き込み、それを自動改札機で読み取る方式をとっている。
これに対し、紙のQR乗車券は、券面のQRコードを自動改札の読み取り機にかざす形になる。航空機に搭乗する際にはおなじみの方式だ。鉄道でも、14年に沖縄都市モノレール(ゆいレール)が導入するなど前例がある。
東京圏の例では、東急電鉄が23年8月、デジタル乗車券サービス「Q SKIP」をスタートさせた。専用のウェブサイトで1日乗車券などを販売し、スマートフォンに表示させたQRコードや、購入に使ったタッチ機能付きクレジットカードなどで自動改札を通れるようにしている。
つまりQR乗車券自体は特別、目新しい技術でもない。
東京メトロの動向に注目
今回の発表で注目すべきは、自動改札で読み取ったQR乗車券の情報を、8社…
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