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駅弁、絶景路線、新幹線…日本と台湾、鉄道をめぐる深い関係

土屋武之・鉄道ライター
台湾でも知られる日本の絶景路線、JR只見線=福島県金山町で2022年10月1日、小出洋平撮影
台湾でも知られる日本の絶景路線、JR只見線=福島県金山町で2022年10月1日、小出洋平撮影

 日本と台湾の鉄道は歴史的に深いつながりがあり、近年もさまざまな面から盛んに交流が行われている。今回はその一端を紹介したい。

台湾でJR只見線の写真展

 筆者は1月22日、奥会津の郷土写真家、星賢孝さんが台北市で開いた写真展を訪れた。星さんは福島県金山町在住で、地元のJR只見線(会津若松─小出間)とその沿線風景を毎日のように撮影。自身のフェイスブックを中心に発信するほか、福島県などと共同で、写真展などを通じた観光客誘致に取り組んできた。

 只見線は風光明媚(めいび)な山間エリアを走り、沿線は四季折々の自然と連続するダム湖が織りなす絶景で知られる。

 雪景色も美しく、雪が珍しい台湾や東南アジアの観光客から特に人気が高い。星さんが発信してきた写真は、台湾を中心に人気の火付け役にもなっていた。

 台湾では星さん本人も、只見線の魅力を広めた写真家として知られた存在だ。この日は星さんを主人公としたドキュメンタリー映画「霧幻鉄道~只見線を300日撮る男」の上映会もあり、立ち見客が多数出るほどの活気だった。

駅弁による交流や「姉妹鉄道」も

 駅弁を通じた鉄道会社の交流もある。台湾にも日本の影響で駅弁文化があり、日常生活に定着している。日本の駅弁への関心も高い。2015年に開催した第1回「駅弁…

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鉄道ライター

1965年、大阪府豊中市生まれ。大阪大学で演劇学を専攻し、劇作家・評論家の山崎正和氏に師事。出版社勤務を経て97年に独立し、ライターに。2004年頃から鉄道を専門とし、雑誌「鉄道ジャーナル」のメイン記事などを担当した。東日本大震災で被災した鉄道路線の取材を精力的に行うほか、現在もさまざまな媒体に寄稿している。主な著書に「ここがすごい!東京メトロ」(交通新聞社)、「きっぷのルール ハンドブック」(実業之日本社)など。