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小田急線のダイヤ改正に異変!?「停車駅が変わる」理由

土屋武之・鉄道ライター
新宿駅を発車する小田急多摩線唐木田行きの急行=記事中の写真はすべて筆者撮影
新宿駅を発車する小田急多摩線唐木田行きの急行=記事中の写真はすべて筆者撮影

 3月15日、JR各社や首都圏大手私鉄の多くがダイヤ改正を実施する。いずれも改正規模は大きくないが、その中で小田急電鉄の動きが興味深いので解説してみたい。

注目は「停車駅変更」

 小田急のダイヤ改正のポイントは停車駅の変更だ。停車駅の設定は沿線住民の利害に直結し、駅の路線図や公式サイトなども刷新しなければならないので、そう頻繁に行われるものではないが、なぜ小田急は見直しに踏み切ったのだろうか。

 まず、小田急小田原線(新宿―小田原間)では、座席指定特急(ロマンスカー)以外でもっとも停車駅が少ない「快速急行」が開成駅に停車するようになる。

 開成駅は1985年新設の比較的新しい駅。神奈川県開成町に位置し、新松田駅の一つ隣だ。周辺の住宅開発によって利用客が急増し、2019年3月のダイヤ改正からすべての急行が停…

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鉄道ライター

1965年、大阪府豊中市生まれ。大阪大学で演劇学を専攻し、劇作家・評論家の山崎正和氏に師事。出版社勤務を経て97年に独立し、ライターに。2004年頃から鉄道を専門とし、雑誌「鉄道ジャーナル」のメイン記事などを担当した。東日本大震災で被災した鉄道路線の取材を精力的に行うほか、現在もさまざまな媒体に寄稿している。主な著書に「ここがすごい!東京メトロ」(交通新聞社)、「きっぷのルール ハンドブック」(実業之日本社)など。