日銀の政策金利引き上げで、長期金利が上昇しています。
長期金利の代表的な指標の新発10年物国債の利回りが、3月6日に一時1.5%台まで上昇。こうした状況は2009年以来と言われています。長期金利の上昇は住宅ローンの固定金利に影響します。
さらに、日銀はここ数カ月の間に再び政策金利を上げるという観測も出ていて、日銀の利上げは円高要因にもなるために、輸入物価の上昇に頭を悩ましている政府も、容認に傾くのではという見方もあります。
そうなると気になるのが、借金を抱えている人。特に、住宅ローンなどで大きな借金がある個人にとっては、返済額の増加につながりかねません。
実際に住宅金融支援機構が銀行と提携して提供する長期固定型の「フラット35」(借入期間21年以上35年以下)の金利を見ると、20年1月の1.27%が、25年2月には1.89%に上昇。4000万円を35年返済で借りる人にとっては、金利1.27%が1.89%になっただけで総返済額が約500万円、月々の返済額は約1万円(ボーナス返済なし)ほど増えますから、気になるところです。
物件は高く、ローン返済は大変
実は、これからマイホームを買おうと思っている人にとって、住宅市場は三重苦といってもいい状況となっています。
一つ目は、資源高や人手不足による物件価格の上昇です。さらに、こうした状況に追い打ちをかけているのが、都心などで外国人投資家が投資物件としての「不動産買い」をしていること。
すでに東京23区の新築マンション価格は平均で1億円を超えています。都心が上がると、不動産価格はドーナツ状に広がっていく傾向があるので、地方でも不動産業者が強気になり、高めの価格が出てきているようです。
二つ目は、住宅ローン金利の上昇。住宅ローンは、固定金利と変動金利がありますが、住宅金融支援機構の調べでは、借り入れに変動金利を選ぶ人が約7割だそうです…
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