知ってトクするモバイルライフ フォロー

スマホも家電も 日本初上陸「シャオミストア」は成功するか

石野純也・ケータイジャーナリスト
シャオミショップではスマホだけでなくエアフライヤーや掃除機などの家電も販売する。スーツケースなどもあり、スマホショップというより家電店や雑貨店に近い=記事中の写真はすべて筆者撮影
シャオミショップではスマホだけでなくエアフライヤーや掃除機などの家電も販売する。スーツケースなどもあり、スマホショップというより家電店や雑貨店に近い=記事中の写真はすべて筆者撮影

 中国のスマホメーカー、シャオミが直営店の出店攻勢をかける。3月22日には、イオンモール浦和美園(埼玉県)内に国内初となる常設店「Xiaomi Store(シャオミストア)」をオープン。この日は入店待ちの大行列ができるほどの盛況ぶりで、オープン初日の売上としては世界各国のシャオミストアの中でトップだったという。さらに同社は4月にも、イオンモール川口(埼玉県)に2店舗目を出店する予定だ。

 アップルのように、スマホメーカーの中にも独自の店舗を持つところはあるが、数は少ない。日本の場合、運営コストがかさむだけでなく、通信事業者経由でスマホを買う人が圧倒的に多いからだ。ではなぜ、シャオミは独自のショップを運営するのか。

家電メーカーとして

 スマホメーカーのイメージが強いシャオミだが、海外ではネットに接続する家電(IoT家電)や雑貨を手がけるメーカーとしても知られる。おひざ元の中国では電気自動車(EV)も開発、販売する。売上比率はまだスマホが主体ではあるが、スマホ以外の製品の比率も年々高まっていた。

 日本でも店舗開設を見据え、掃除機やエアフライヤーといった新商品を発売した。これらはスマホやネットに接続できないシンプルな家電だ…

この記事は有料記事です。

残り859文字(全文1373文字)

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。