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64歳と65歳で失業給付こんなに違う!どちらが得か?

井寄奈美・特定社会保険労務士
=Getty Images
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 A夫さん(64)は60歳で定年を迎え、再雇用となりました。65歳となる2025年9月末で再雇用の契約を終え退職することが決まっています。知人(66)から「会社の規定通り65歳で退職するより、64歳のうちに自己都合で退職した方が失業給付を多く受給できるので得だ」と聞き、どうすべきか悩んでいます。

 でも、1カ月早く退職すると、1カ月分の給料が得られなくなります。失業給付を多少多く得られたとしても、手取り額がそれほど変わらないのであれば、面倒なことは避けたいと考えています。A夫さんは新卒で入社し、40年以上務めた会社を円満退社したいと思っています。

会社退職後の失業給付とは

 定年などで会社を退職した場合、雇用保険から支給される失業給付についてみていきます。政府は失業給付について「失業した人が安定した生活を送りつつ、一日も早く就職するために給付する」としています。

 前職を退職し、再就職したい積極的な意思を持っているにもかかわらず、職業に就くことができない人に支払われるものです。つまり、「会社を退職した」だけでは受給することはできません。積極的に求職活動する必要があります。

 また、失業給付を受けるためには、退職前に一定の雇用保険加入期間が必要になります。65歳未満で退職した場合は、離職前2年間に12カ月以上(会社都合退職の場合は6カ月以上)、65歳以上で退職した場合は、離職前1年間に6カ月以上の雇用保険加入期間が必要です。

65歳未満と65歳以上の違い

 A夫さんが知人から聞いた「64歳で退職した場合と65歳で退職した場合の失業給付の違い」をみていきます。

 まず、失業給付の受給額を知るために「基本手当日額」の計算式を確認します。基本手当日額は、退職前6カ月の給料合計額を180で割った賃金日額に、年齢と賃金日額に応じた給付率(45~80%)をかけた額となります。

 A夫さんの退職前6カ月間の給料は…

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