JR東日本が「新たな夜行特急」を導入すると発表し、話題となっている。運転開始は2027年春の予定だ。ただし、車両を新しく製造するのではなく、常磐線の特急として使用しているものを改造する。
果たしてこれは、「夜行列車復権」のきっかけとなるのだろうか。
座席はすべて個室タイプ
国鉄時代は寝台列車(ブルートレイン)や座席夜行列車が、ローカル路線も含めてさまざまなルートを走っていた。しかし、新幹線をはじめとする高速列車網の発達や地方空港の整備、安価なホテルチェーンの登場などが引き金となり、利用客は減少。1980年前後から整理が進み、10年代までにほぼ全廃されてしまった。
現在、毎日運行の定期夜行列車として残っているのは、98年に運転を開始した「サンライズ瀬戸・出雲」(東京―高松/出雲市)だけだ。
JR東日本の新しい夜行列車は10両編成が1本。運行エリアは首都圏―北東北などを予定する。座席はすべて個室タイプ(1~4人用)で、グリーン車指定席の扱いだ。
料金は未発表だが、仮に上野―青森間を、かつての寝台特急「あけぼの」(羽越線経由)と同じルートで走るとすると、特急券+グリーン券で9900円という計算になる。また、上野―新青森間で東北新幹線「はやぶさ」のグリーン車を利用すると、運賃は別で1万3190円だ…
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