<Theo Francis/2025年9月25日>
マイクロソフトやパラマウント、NBCユニバーサルなどの米大手企業は、オフィスにもっと顔を出すよう従業員に命じている。だが、それが聞き入れられるかは別の問題だ。
各企業は在宅勤務を縮小し、出社義務を厳格化しているが、米国の職場の平均的な出社率はほぼ変わっていない。企業は出社義務の実施に苦慮している。一方、多くの管理職は部下をオフィスに呼び戻す役割を担うが、自分自身も出社を望んでいない。他の企業経営者は、消費者信頼感の低下や予測不能の貿易戦争といった課題を抱える中、出社と在宅を組み合わせたハイブリッド勤務に着地点を見いだしている。
「企業には直ちに心配すべきはるかに差し迫った問題がある」。米ハイテク業界で長らく人事担当幹部を務めるベス・スタインバーグ氏はそう述べた。出社しない従業員を上司は厳しく取り締まるのかという問いには、「そうした事例はあまり聞いていない。成績優秀な人材なら特に」と答えた。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は直近で出社要件を厳格化した企業の一つだ。論説部門と報道部門の従業員は17日、これまで週3日だった出社義務を、11月までに週4日に増やすように指示された。マイクロソフトは米西海岸北西部の従業員の多くに、来年2月から週3日出社を求める。
はっきりと最後通告を行うケースもある。映画製作会社スカイダンス・メディアと最近合併したメディア大手パラマウントは、ニューヨークとロサンゼルスで働く従業員に対し、来年1月からの週5日勤務を約束するか、さもなければ早期退職に応じるかを、今週までに決めるよう求めていた。米コムキャスト傘下のメディア・娯楽大手NBCユニバーサル(NBCU)も、来年から週4日勤務を義務づけるとし、スタッフに同様の選択肢を与えた。
この規則に従えない場合は人事部に連絡し、「自発的退職支援パッケージ」…
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