10月からさまざまなものが値上がりしていますが、火災保険や自動車保険といった損害保険の保険料も随時値上げされています。
しかも、火災保険は「2025年問題」を抱え、自動車保険は「シルバー問題」を抱えての値上げなので、一過性では済みそうにありません。
火災保険の「2025年問題」
火災保険の「2025年問題」とは、今年から保険料が1.4倍以上になる保険が続々と出てくることです。
寝たばこが減ったり防災意識が高まったりして、火災そのものは年々減少していますが、多くの火災保険は、風水害などの自然災害にも対応していて、家屋がダメージを受けるケースが頻発しているため、災害で支払われる保険金が急増しているのです。もともと保険料算出の基本となる参考純率が23年に全国平均13%上がっており、これを基本とした各社の火災保険料に大幅な値上がりをもたらしています。
さらに問題なのは、10年前の15年以降に加入している火災保険です。
火災保険は、以前は最長36年まで契約が可能でしたが、15年からは最長10年になりました。なぜ最長10年になったのかといえば、自然災害が多発し、最長35年という長期では、保険料の予想が難しくなったためです。さらに22年からは最長5年になりました。
実は私も、火災保険が15年から最長10年になった時点で、「これからは災害が増えて年々保険料が上がりそうなので、最長の10年で加入して保険料の値上がりの影響を受けないようにしておいた方がいい」といろいろなところに書きました。
ところが、15年以降に10年契約をした人が更新時期を迎え、高い保険料のものに乗り換えなくてはならない。同じ補償でも10年前に比べて全国平均で4割以上高くなっているので、そのぶん負担が増えます。
これが、「火災保険の2025年問題」です。
自動車保険の「シルバー問題」
自動車保険は、昨年1月の値上げに続…
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