<Lingling Wei , Amrith Ramkumar and Robbie Whelan/2025年11月12日>
中国政府は、米国の半導体輸出規制で窮地にある自国のテクノロジー大手を支援するため、積極的なアプローチを取っている。
事情に詳しい複数の関係者によると、先端半導体不足が深刻化していることを受け、中国政府は国内最大の半導体受託製造会社、中芯国際集成電路製造(SMIC)の生産物の供給に介入し始めた。当局は、SMICの技術を使って人工知能(AI)半導体を製造するハイテク複合企業かつ中国の代表的企業である華為技術(ファーウェイ)のニーズを優先しようとしているという。
中国のテック企業は限られた国内生産能力の確保に奔走しており、場合によっては、誰もが欲しがるエヌビディア製の高性能半導体を研究所がひそかに入手している。
話題のAIスタートアップ、ディープシークは今年、半導体不足のため、最新モデルのリリースを延期せざるを得なかった、と同社の事業に詳しい関係者が明かした。また別の関係者によれば、ファーウェイなどの企業は、AIモデルの訓練に役立つ巨大で電力消費量の多いシステムに数千個の半導体を束ねるなど、次善策を講じている。
中国企業と中国政府が最近の米国の輸出規制に直面して講じている措置の規模は、AI覇権争いにおける利害関係の大きさを示している。
米政府高官の間では、中国への半導体・製造装置の輸出制限を継続するか、それとも販売拡大を認めるかで意見が分かれている。彼らの目標はファーウェイ製半導体のさらなる高度化と世界的な需要拡大を防ぐことだ。ホワイトハウスの決定は国内(エヌビディアなどの企業)と国外の両方に影響を及ぼす。
ドナルド・トランプ大統領は先ごろ、中国の習近平国家主席との会談で、新しいエヌビディア製半導体の対中輸出の可能性について議論しないことを選択した。これは…
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