<Imani Moise/2025年11月12日>
地元のコーヒーショップでお気に入りのラテを買う際、支払い方法によって5ドル、5.10ドル、5.25ドルと価格が変わる日が間もなく来るかもしれない。
今週発表された決済ネットワーク大手の米ビザ、米マスターカードと米加盟店の和解合意を受け、レジでの段階的価格設定の新時代が到来する可能性がある。これにより加盟店が消費者が利用するクレジットカードに応じて手数料を課す権限が拡大する。今回の合意は、消費者がクレジットカードで代金を支払うたびに銀行が加盟店から徴収する手数料「インターチェンジフィー」を巡る20年に及ぶ独占禁止法訴訟の末に成立した。
和解案はまだ裁判所の承認が必要で、過去に手数料やその他の条件について異議を唱えてきた一部の加盟店団体が異議を申し立てる可能性が高い。昨年、いったん合意に達したが、一部の加盟店の弁護士が反対したことで破談となった。
その他の注目点は以下の通り。
カードの受け入れ
加盟店は従来、決済ネットワーク全体との取引を拒否する権利を有していた。例えば会員制倉庫型量販店のコストコでは各店舗でビザのクレジットカードのみを受け入れている。しかし現在のネットワーク規則では、特定のビザのクレジットカードを受け入れる店舗は、ビザの全てのクレジットカードを受け入れなければならないとされている。
今回の和解により、加盟店はネットワーク内でどのカテゴリーのカードを受け入れるかを選択できるようになり、この慣行が変わる可能性がある。アナリストらは、カテゴリー分けが十分に幅広いため、加盟店がリワード(特典)付きカードを含む特定のカテゴリーの受け入れを拒否し始める可能性は低いと指摘する。TDカウエンのアナリストは、カテゴリー分けで中級レベルのカードとより高級なカードがひとまとめにされ、一緒にブロックされることになるとしている。
こ…
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