2026年はどんなクルマが登場するのか。国内では日産自動車やスズキから売れ筋の電気自動車(EV)が相次ぎ発売となるほか、中国の比亜迪(BYD)が26年夏に軽のEVを日本に初めて投入する。このほか、トヨタ自動車などが「米国製の日本車」を逆輸入しそうだ。さらに日産再生の切り札となりそうな新型「スカイライン」は登場するのか、メーカーに聞いてみた。
日産は3代目となる新型EV「リーフ」を日本で26年1月以降に発売する。新型リーフは25年6月に発表し、米国では25年秋から発売している。日本国内では25年10月17日から受注を開始しており、1月から納車が始まる。
新型リーフは「世界のEVのパイオニア」を自負する日産が「長年にわたり蓄積した日産の知見を最大限活用して開発した」という。EVの要となるリチウムイオン電池はもちろん、クルマ全体の温度を一括制御する「エネルギーマネジメントシステム」を採用。「エアコン、電池、モーターなどクルマの中で発生する熱を最大限有効活用し、実用的な航続距離と充電性能を実現した」とアピールする。
さらにカーナビと連携し、走行ルートや状況に応じて電池を温めたり冷やしたりする「ナビリンクバッテリーコンディショニング」も採用。電池の温度を最適に制御することで、走行中の消費電力を抑えるほか、急速充電の時間を短縮する。
これらの技術は日産として新型リーフが初めての採用となる。しかし、電池の温度管理やカーナビとの連携など同様の技術は米テスラも実用化している。そこで、新型リーフがテスラよりも優位な点は何か、日産に聞いてみた。
日産は「テスラとリーフはターゲットが異なるので、テスラと比較して、どこが勝っているということは公式には申し上げていない」と回答した。筆者は「電池はじめEV全体のエネルギー効率はテスラよりも優れている」などという前向きな回答を期待したが、ちょっと拍子抜けだった。
日本メーカーの新型EVとしては、スズキが1月16日から「eビターラ」を発売する。eビターラはスズキ初のEV世界戦略車で、24年11月に発表。インドで生産し、日本を含む100以上の国や地域で販売を予定している。
eビターラは…
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