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デジタルデトックス、その効果と成功のヒント

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
=Getty Images
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<SUMATHI REDDY/2026年1月13日>

 減量や1月にアルコールを控える「ドライ・ジャニュアリー」の時代は終わった。今、多くの人が新年の抱負に挙げるのがデジタルデトックスだ。

 スマートフォンなどの画面を見る時間(スクリーンタイム)やソーシャルメディアの利用を減らそうとしている人もいれば(私もその一人だ)、定期的にデジタル機器の画面を見ない日を設けたい人もいる。それが時間帯だったり、数日間だったり、日常を離れたときだったりすることもある。

 デジタル健康アプリ「オパール」の調査(対象者に多少偏りはあるが)によると、1306人のユーザーのうち、スクリーンタイムを減らして、今という時間にもっと集中することを新年の最優先の抱負に挙げた人は33%で、減量を目標にした28%を上回った。

 10代の若者でさえスクリーンタイムを減らしたがっている。ボストン小児病院デジタル健康研究所の報告書によれば、1500人を超える10代の若者を対象にした調査では、63%がスマホを使い過ぎていると回答した。スマホの利用を管理するアプリやツールを使っていると回答した人は47%に上った。

 私たちはそろそろスクリーンタイムを減らすべきだ。長時間のスクリーンタイムが私たちのメンタルヘルス、とりわけ思春期の子どもや若者のメンタルヘルスに悪影響を及ぼすことを示す兆候が次々と現れている。

 オープンアクセスの医学誌「JAMAネットワーク・オープン」上で発表された最近の研究によると、若者が1週間、ソーシャルメディアの利用をやめると、不安や気持ちの落ち込みの症状が減り、不眠が緩和した。

 研究の上席筆者で、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター(ボストン)のデジタル精神医学科を率いるジョン・トロス氏によると、過去の研究はスクリーンタイムやソーシャルメディアの利用について、自己申告に依存している場合が多いという。自己…

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