<YANG JIE IN TOKYO AND JIYOUNG SOHN /2026年1月13日>
半導体メモリーで中国最大手の長鑫存儲技術(CXMT)は、大幅な技術的進歩を遂げ、40億ドル(約6370億円)の新規株式公開(IPO)を準備している。メモリー業界は韓国と米国の企業が支配的地位にあるが、その状況を揺るがすものだ。
計画中のIPOは、半導体メーカーの株式公開としては今世紀有数の規模となり、通常なら、人工知能(AI)ブーム下で半導体メモリー不足に悩むテック企業への朗報となるはずだ。AIデータセンターが半導体の生産能力を奪い、米国の消費者向け価格を押し上げている。そうでなければ、これらの半導体はコンピューターやゲーム機、スマートフォンのメーカーに供給されているだろう。
だが、たとえCXMTが増産計画を立て、中国以外の事業を拡大したいと表明しても、地政学的な壁は高い。歴代米政権は中国の半導体メーカーに対する規制を強化してきた。
その上、 半導体メモリー世界大手 の サムスン電子 と SKハイニックス を擁する韓国の検察当局は、CXMTの躍進の一部は、サムスンの元従業員から入手した企業秘密の窃取によるものだと主張している。
半導体メモリーは、計算機のエンジンに燃料を補給するパイプのようなものだ。米半導体大手 エヌビディア などが製造するAIエンジンがより強力になるにつれ、従来型と次世代型の双方でより多くのメモリーが必要になる。次世代型は「高帯域幅メモリー(HBM)」と呼ばれている。
調査会社トレンドフォースによると、現在、AIサーバー1台が使用する(半導体メモリーの一種)DRAMは、大量のノートパソコンを全部合わせたものより多い。従来型DRAMの価格は今年1-3月期に前期比50%以上急騰すると予想されている。
世界のDRAM市場は最近まで、韓国のサムスンとSKハイニックス、…
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