<CAROL RYAN/2026年4月15日>
目の肥えた投資家にとって、欧州の高級ブランド各社の株価に今、まれに見る割安感が生じている。
今週、主要高級ブランド3社が不安定な第1四半期売上高を発表したことを受け、同セクターの株価は軒並み急落した。
中東でミサイルが飛び交い始めれば、「ティファニー」のネックレスや「バーキン」のハンドバッグといった製品の購入は消費者に切り捨てられるのではないかとの懸念から、投資家はすでにこうした銘柄を投げ売りしていた。しかし、特にセクター内の有力銘柄についてはパニックが行き過ぎている可能性がある。
イラン戦争だけが問題ではない。 エルメス では中国での需要が弱く、重要なハンドバッグ部門の売上高も鈍化している。投資家は、エルメス独自のビジネスモデルが崩れつつあるのではないかと疑い始めている。そのビジネスモデルは、顧客が超限定品の「バーキン」や「ケリー」のバッグを入手するために店内の他の部門で高額の購入を促されるという仕組みになっている。
「グッチ」は低迷が続き、1-3月期(第1四半期)の売上高は8%減少した。新たなデザイナーのデムナ氏によるコレクションは米国の消費者には好評だが、それ以外の地域の買い物客は今のところ反応が薄い。グッチを抱えるケリングにとって、業績回復には予想以上の時間がかかる可能性があるという現実を突きつけるものとなった。
世界最大の高…
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