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池上彰氏「米国とイランだけの問題ではない」

池上彰・ジャーナリスト
イスラエル軍に破壊されたレバノン南部の村、クファルキラ=イスラエル側より2025年11月24日、松岡大地撮影
イスラエル軍に破壊されたレバノン南部の村、クファルキラ=イスラエル側より2025年11月24日、松岡大地撮影

 アメリカとイランの戦闘が停戦で合意したと思ったら、イスラエルがレバノン攻撃をやめないためイランが反発。停戦の行方が心配です。なぜイスラエルはレバノンを攻撃するのでしょうか。

 <経済プレミア編集部注 米国とイランの停戦期限が延長されるなど、事態は動いています>

「2週間の停戦」以降も

 今年2月末からアメリカとイスラエルはイランを攻撃しました。両国がイランを攻撃したのは、イランが核開発つまり原爆を作ろうとしているのではないかと考えたからです。

 激しい戦闘が続きましたが、4月に入って、アメリカとイランは2週間の停戦に入りました。その間に今後のことを話し合おうというわけでした。

 しかしイスラエルは、イランへの攻撃はやめましたが、レバノンに対する攻撃は続けたのです。レバノンにいる「ヒズボラ」という武装グループが許せないからという理由です。

 実はヒズボラはイランの仲間。…

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ジャーナリスト

 1950年、長野県生まれ。ジャーナリスト。慶應義塾大学卒業後、73年にNHK入局。94年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役を務め、わかりやすい解説が話題になる。2005年よりフリーのジャーナリストとして、テレビ、新聞、雑誌、書籍などで幅広く活躍。現在、名城大学、東京工業大学など6つの大学で学生たちの指導にもあたっている。