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失敗から誕生、米国の偉大なイノベーション10選

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
=Getty
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<Zlati Meyer/2026年4月21日>

 ミスは米国のDNAに刻まれている。クリストファー・コロンブスは新世界を発見したとき、欧州からアジアへの西回りの航路を見つけようとしていた。

 そのときから米国は幸運の国であることを繰り返し証明してきた。偶然の出来事をうまく活用することで世界を変える数々の発明が生み出された。心臓病患者の寿命を延ばした発明もあれば、人間の食事のあり方を根本から変えた発明もある。退屈した指がつぶして遊ぶ小さな気泡もそうだ。

 「人々はあり得ないことがいかにあり得ないかを過小評価している」。南カリフォルニア大学ビジネススクール教授で「セレンディピティ 点をつなぐ力」の著者のクリスチャン・ブッシュ氏はそう話す。

 偶然、神の導き、まぐれ当たり、幸運。これを何と呼ぼうとも、250年の間、発明を生み出してきたのは風呂に漬かったアルキメデスではなく、作業場の職人や研究室の科学者だった。彼らは失敗を受け入れ、生かしてきた。

 米国でミスから生まれた10のイノベーションを紹介しよう。

コーンフレーク

 小麦粒を使った料理実験が朝食のあり方を変えるとは、誰が想像しただろうか?

 ミシガン州の世界的に有名なヘルススパ「バトルクリーク・サナトリウム」は今でいう健康文化のファンが集まる場所だった。ジョン・ハーベイ・ケロッグ博士の監督の下、サナトリウムは運動や新鮮な空気、健康的な食事を熱心に勧めていた。その食事の中に細かく砕いた乾燥穀物が含まれていた。

 ケロッグ氏と弟のW・K・ケロッグ氏は小麦粒の調理法をあれこれ試していた。1894年、ケロッグ兄弟はゆでた小麦が入った鍋をたまたま放置した。すると小麦は水分が抜けてカラカラになった。戻ってきたW・K氏がカラカラの小麦をローラーにかけたところ、一粒一粒が大きくて平らな薄片になって出てきて、これを焼くとパリパリになった。

 W・K氏はその…

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