谷口医院院長
たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。谷口医院ウェブサイト 月額110円メルマガ<谷口恭の「その質問にホンネで答えます」>を配信中。
専門家・執筆者記事 479件
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マイクロプラスチックで認知症? 身近な日用品に健康リスク
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
PFAS(Per-and Polyfluoroalkyl Substances = ペル/ポリ・フルオロアルキル化合物)と…
2025年3月31日
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無罪判決まで8年半--「乳腺外科医冤罪事件」はなぜ生まれたか
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
2025年3月12日、「乳腺外科医わいせつ事件」の「差し戻し控訴審」の判決が下されました。東京高等裁判所は1審の無罪判決を…
2025年3月24日
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冷凍ピザや即席ラーメン… おいしいからこそ危険 「超加工食品」で上昇する死亡率
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
「超加工食品」という言葉が少しずつ社会に広がってきました。超加工食品という表現は正式な日本語ではないかもしれませんが、厚生…
2025年3月17日
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高齢者が死に至ることもあるノロウイルス--足踏みするワクチン開発、対策は?
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
毎年秋から冬に猛威を振るうノロウイルスについて本連載では2017年の「医師がノロウイルスの検査を勧めない理由「今日から使え…
2025年3月10日
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新型コロナ後遺症の味覚・嗅覚障害に効果? 認知症予防にも? 「香りの訓練」とは
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
最近は新型コロナウイルス(以下「コロナ」)が話題に上がることは激減し、重症化リスクのない人たちの中には「単なる風邪」とみな…
2025年3月3日
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世界中の人々の健康を脅かすトランプ政権 HIV感染者増加の恐れも
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
トランプ大統領は就任前から「米国はWHOから脱退する」と繰り返し発言していましたが、これは1期目でも述べていたことですから…
2025年2月24日
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鳥インフルエンザの本当の恐怖--ニワトリだけの問題ではない
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
2024年12月18日、米カリフォルニア州のGavin Newsom知事は鳥インフルエンザA(H5N1)(以下、単に「鳥イ…
2025年1月20日
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武漢の研究室で作られた? 海鮮市場で始まった? 新型コロナウイルスの起源は…
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
昨年(2024年)私が書いた新型コロナウイルスに関するコラムのなかで、最も感想や質問が多かったのが6月3日に公開した「『新…
2025年1月13日
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今や米国を上回る--!? 新型コロナ 死者の割合が日本で高い理由
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
新型コロナウイルス(以下、単に「コロナ」)の流行当初、「日本人はコロナによる死亡者が少ない」と言われていました。この理由に…
2024年12月23日
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待ち望んでいたHIV予防薬の承認をまったく喜べない理由
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
去る12月1日は世界エイズデー。日本エイズ学会は毎年この日の前後に学術大会を開いています。今年の学術大会で最も大きな話題だ…
2024年12月16日
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いつもいるけれど・・・免疫低下で牙をむく肺炎球菌 迷いがちなワクチンの選び方
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
肺炎を含む広義の「かぜ」は、健常者の場合はたいてい軽症で済み、小児や高齢者、あるいは悪性腫瘍や自己免疫性疾患など重症化リス…
2024年12月9日
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基準が変わった? 低いほどいい? 高血圧をめぐる誤解
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
最近になりようやく減ってきましたが、今年の春ごろから「高血圧の基準が140から160に変わったのですか?」という質問が当院…
2024年12月2日
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新型コロナワクチン、医療者はどれだけ接種しているのか
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
新型コロナウイルス(以下、単にコロナ)のレプリコンワクチンが物議を醸す中、最近とみに増えてきているのが「医療者はどのワクチ…
2024年11月25日
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「不安」が収まらないレプリコンワクチン なぜ払拭(ふっしょく)できないのか
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
新型コロナウイルス(以下、単に「コロナ」)の8回目のワクチン接種が10月1日に始まり1カ月半が経過しました。厚労省によると…
2024年11月18日
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知れば怖くない! 大流行のマイコプラズマ肺炎
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
マイコプラズマ肺炎が流行しています。この疾患は年によって流行度が大きく異なり、当院が開院した2007年以降でいえば11年が…
2024年11月11日
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未熟なまま「美容医」になる若者たち--そのしわ寄せが国民に?
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
ここ数カ月で医療者の間で頻繁に話題になっている流行語が「直美」です。「なおみ」でも「じかび」でもなく「ちょくび」と読みます…
2024年11月4日
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「手術ミスを繰り返す医師」が現れる三つの理由 回避するためのとっておきの方法
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
2024年9月4日、神戸地方裁判所姫路支部で実施された医療事故の証人尋問がいくつかのメディアで報道され物議を醸しています。…
2024年10月28日
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新型コロナで、認知機能が低下? 想像以上に深刻な後遺症
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
10月から始まった新型コロナワクチン(以下、単に「コロナ」)の定期接種は65歳以上(と60~64歳の重症化リスク保有者)の…
2024年10月21日
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人気クリニックに通っていた女性のアトピー性皮膚炎が治らなかった意外な理由
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
前回は電子処方箋についてお話をしました。国民一人一人のすべての処方内容が瞬時に知られる恐れがあるシステムはプライバシーの観…
2024年10月14日
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死に直結する食物アレルギー 悲劇を繰り返さないため、注目したい二つの薬
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
前回紹介したように、食物アレルギーは突然若者の命を奪うことがあります。自分自身や家族が細心の注意を払っていても、です。我々…
2024年9月30日
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エピペンは万能ではない 注意しすぎることはない食物アレルギー
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
前回は集団で発症したビワアレルギーの話をし、口腔(こうくう)アレルギー症候群(OAS)や花粉食物アレルギー症候群(PFAS…
2024年9月23日
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なぜ起きた? ビワの集団アレルギー
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
2024年6月、山梨県富士吉田市の小中学校でビワによる「集団アレルギー」が発生しました。食事で起こる事件といえば通常は「食…
2024年9月16日
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不安だらけの新型コロナ「レプリコンワクチン」
総合診療医の視点 -命を救う5分の知識-
今秋より再開される新型コロナワクチン接種が10月1日に始まると報道されたのは7月中旬でした。これまでのように全員が無料で受…
2024年9月9日
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パリ・オリンピック女子ボクシング問題から考える誤解だらけの「性分化疾患」
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
パリ・オリンピックの女子ボクシングで金メダルを獲得した2選手に対し「出場資格がない」とする声が上がり世界中で話題となりまし…
2024年9月2日
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それでも放置する?コレステロール 知られていない「認知症のリスク」
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
悪玉コレステロール(=LDLコレステロール、以下「コレステロール」)は下げなくてもいいのではないかという声がメディアやネッ…
2024年8月26日
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まだまだある「死に至る感染症」 海外渡航時に注意すべきこととは
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
本コラムを執筆している7月末の時点で、新型コロナウイルスが依然流行し、入院を強いられる重症例もありますが、全体としては新型…
2024年8月19日
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次のパンデミックを引き起こす感染症は…? 高まるリスク、WHOが懸念
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
すでに「第11波」に突入したとされる新型コロナウイルスは本稿執筆時の7月下旬の時点でとどまるところを知らない勢いで、当院も…
2024年8月12日
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炎熱の地球を生き延びる知恵~その4・カレー、サラミ、アイスも危険?~
総合診療医の視点-命を救う5分の知識-
3週間前の本連載で、近年の気温上昇が進行している環境では従来の対策では食中毒を防げないことを示し、弁当やランチボックスはで…
2024年8月5日
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「新型コロナの真実」谷口医師の講演会 29日 オンライン配信も
医療プレミアで「総合診療医の視点 -命を救う5分の知識-」連載中の谷口恭医師による一日講座が29日午後7時から、毎日文化セ…
2024年8月5日
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炎熱の地球を生き延びる知恵~その3・暑さで低下する脳機能 試験の成績は落ち、犯罪も増える?~
総合診療医の視点 -命を救う5分の知識-
熱中症で起こり得る症状は多彩で、いつも同じような経過をたどるわけではありません。我々医療者は熱中症の分類を把握し、特徴的な…
2024年7月29日
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炎熱の地球を生き延びる知恵~その2・熱中症対策の「水分補給は喉が渇く前に」は正しいか~
総合診療医の視点 -命を救う5分の知識-
連日の猛暑で大勢の人がリスクを抱えている熱中症はときに「死に至る病」となります。熱中症の死亡者は世界的に増加し続けており、…
2024年7月22日
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炎熱の地球を生き延びる知恵~その1・夏の弁当は避けるべし~
総合診療医の視点 -命を救う5分の知識-
一向に止まる様子のない地球温暖化により気温が異常に上昇し世界各地で死者が報告されています。インドでは50度を超える地域が相…
2024年7月15日
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ワクチン・予防薬の登場で進展した乳幼児のRSウイルス対策 課題は
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
RSウイルスの高齢者用ワクチンの発売から数カ月が経過し、日本でも少しずつ高齢者に対するリスクが注目されるようになってきてい…
2024年7月8日
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薬も医療機器も使わずに痛みが消え、病気のリスクが低下 仲の良いパートナーを持てば健康状態は大きく改善する
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
前々回(6月17日)のコラム「日英が大臣ポストまで設けて対策 『孤独』という名の病」では、社会との交流がなく孤独でいること…
2024年7月1日
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日赤名古屋病院の誤診死亡事故 悪いのは研修医なのか
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(以下「名古屋第二日赤病院」)は6月17日、2023年5月に同院を受診した当時1…
2024年6月24日
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日英が大臣ポストまで設けて対策 「孤独」という名の病
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
生活習慣病やがんの予防には、適正体重、バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠、禁煙、節酒(または禁酒)などが有効であ…
2024年6月17日
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動悸が主症状 新型コロナ後遺症として発症し得る「POTS」とは何か
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
味覚・嗅覚障害、頭痛、倦怠(けんたい)感、せき、抑うつ感など新型コロナウイルス感染後に後遺症として生じる症状にはさまざまな…
2024年6月10日
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「新型コロナウイルスは武漢の研究室でつくられた」 英米で報道された新証拠
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
新型コロナウイルスの起源に関して、中国当局は流行が始まった2020年の当初、「武漢の華南海鮮卸売市場で売られていた動物が原…
2024年6月3日
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日本人がまだ知らない健康リスク 「座りっぱなし」とは
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
座る時間が長い人は心疾患や認知症のリスクが上昇し、寿命が短くなることが2010年代初頭より盛んに指摘されています。座りっぱ…
2024年5月27日
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厚生労働省は何をしている 日本人の大半が不足しているビタミンD
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
過去のコラム「『紅麹』小林製薬だけが悪いのか 本当に『罪』を問われるべき存在は」で述べたように、当院開院以来、サプリメント…
2024年5月20日
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糖尿病だけじゃない 肝臓、腎臓、脳の病気にも期待できる肥満症治療薬
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
糖尿病に対してのみならず、体重減少にも優れた効果を発揮するGLP-1受容体作動薬は他の疾患や症状も改善させることが期待され…
2024年5月13日
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自己負担額が増えた新型コロナ内服薬 何を使うべきか
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
前回述べたように、新型コロナウイルスワクチンの重要性が低下した理由は「有効性が低下している」「重篤な副作用が少なくない」で…
2024年5月6日
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新型コロナワクチン 総合診療医が考えるいま接種を検討すべき人は?
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されたのは2021年2月17日で、最初に対象となったのは医療従事者でした。その後、対…
2024年4月29日
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最短24時間で死に至ることも 劇症型溶血性連鎖球菌感染症はどこから感染するのか
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
最近連日のように新聞紙上やネットメディアで取り上げられているのが「人食いバクテリア」こと溶血性連鎖球菌(溶連菌)による「劇…
2024年4月22日
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ギャンブル依存症は「誰にでも起こり得る病」
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
大谷翔平選手の通訳・水原一平氏も患っているとされているギャンブル依存症。「十分な収入があったはずなのになぜ……」「大谷選手…
2024年4月15日
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「紅麹」小林製薬だけが悪いのか 本当に「罪」を問われるべき存在は
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
本稿執筆時点の3月31日の時点で既に5人が小林製薬のサプリメント「紅麹(こうじ)」が原因で死亡したと報道されています。死因…
2024年4月8日
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ゆるすぎる日本の飲酒量基準 薬を使ってお酒を控える方法とは
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
「認めたくない」という人も少なくないでしょうが、アルコール摂取はたとえわずかでも、少なくとも7種類のがん及び高血圧や心血管…
2024年4月1日
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「少量飲酒は健康に良い」はもう古い 赤ワイン神話の崩壊
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
ちょうど1年前のコラム「飲酒 禁止とは言えないが『少量でも健康に有害』」で述べたように、「酒は百薬の長」という言葉は既に過…
2024年3月25日
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世界的流行の麻疹 ワクチン接種率不十分な日本、感染の危険も
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
コロナ禍が終わり再び海外との人の行き来が盛んになり、麻疹(はしか)が流行するリスクが上昇していることを昨年5月の「麻疹の流…
2024年3月18日
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医師の診察なしの緊急避妊薬販売が可能に 問題点はどこか
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
大阪市内にある当院は総合診療を実践していることに加え、繁華街の近くに位置していることもあり、緊急避妊のために訪れる女性や、…
2024年3月11日




