ヒトの体の働きを調節する重要なアイテムとして、ホルモンという言葉がよく使われます。すぐに浮かぶのは女性ホルモン、男性ホルモン、成長ホルモンでしょうか。また、今や予備軍を含め6人に1人が患者といわれる糖尿病で、血糖値の調整役として関心の高いインスリンもホルモンの一つです。
つまり、このホルモンがきちんと出てこないと、体が不調になり、場合によっては病気になってしまいます。そんなわけで、健康を考えるうえでホルモンはとても大事ですが、誤解も多いようです。例えば、「食事でホルモンを取り入れる」とか「ホルモンのバランスが狂って……」というような言葉を耳にします。不正確な表現です。なので、改めてホルモンとは何かを確認したいと思います。
ホルモンとは、血液中にある極めて微量な物質で、それ自体が栄養素にはならず、細胞や臓器の働きを調節できるものを指します。そのホルモンを作り出す臓器はホルモンの種類によって、たいてい1カ所に決められていて、そこから血液に分泌されます。体の外ではなく血液に分泌されるので、この仕組みを内分泌と呼んでいます。ですから、ホルモン分泌の様子は、血液を調べればわかることになります。
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連載:新・真健康論
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