定年が近づくにつれ、退職後の生活が気がかりになってきた。気になるのはコミュニケーションの問題だ。今は似た職業の世界で人付き合いも限られているが、退職後はそうはいかない。
そもそも似た職業の者同士ですら、コミュニケーションが難しいことは少なくない。大学の教員なら、理系と文系の隔たりは大きい。たとえば最近はやりの「エビデンス」という言葉一つとっても、文系教員の使い方は、私のような理系人間には理解困難なことがまれでない。
退職後は、全然違う仕事をしてきた人が地域で集まる。自分には「常識」でも相手は聞いたこともないことが、たくさんあるだろう。その時に「知っていて当然」と勘違いし、相手に分かりやすい説明の工夫を怠ることは避けたい。
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連載:心の天気図
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