-
この国はどこへ行こうとしているのか
「エネルギー界の賢人」が説く 半世紀変わらぬ日本の脆弱性とは
2026/5/6 12:00インタビュー 3072文字令和の時代にこんなことが起こるのか。経済や暮らしに影を落とす「石油危機」である。 米国のイラン攻撃に伴うホルムズ海峡の事実上の封鎖は、原油調達の9割超を中東に頼るこの国の弱点を浮き彫りにした。 「ブラックスワン」(予測不能な極端事象)になぞらえる識者もいるが、そうだろうか。 ◇障壁は技術でなく政治
-
【写真で見る】エイモリー・ロビンスさんが斬る日本のエネルギー
2026/5/6 11:59 0文字 -
特集ワイド
この国はどこへ行こうとしているのか 秩序なき時代に 半世紀変わらぬ脆弱性 エイモリー・ロビンスさん 78歳
2026/5/1 13:07 2972文字◇エネルギー研究者 エイモリー・ロビンスさん 78歳 令和の時代にこんなことが起こるのか。経済や暮らしに影を落とす「石油危機」である。 米国のイラン攻撃に伴うホルムズ海峡の事実上の封鎖は、原油調達の9割超を中東に頼るこの国の弱点を浮き彫りにした。「ブラックスワン」(予測不能な極端事象)になぞらえる
-
南鳥島「お墨付き」やないで 核ごみ処分提唱、元京大学長の真意
2026/4/18 08:00インタビュー 2867文字遠い無人島に埋めたら済むなんて、子どもに説明できるのか。違和感が拭えない日本最東端・南鳥島での「核のごみ」最終処分計画である。提唱者の一人とされるのが、元京都大学長(総長)で地震学者の尾池和夫さん(85)だ。「元京大総長のお墨付き」ですか? 本人に問うと、意外な答えが返ってきた。 ◇「国策の露払い
-
拉致問題はなぜ進展しない? 取材30年高世仁さんが明かす真相
2026/4/6 11:00インタビュー 2928文字思わず息をのんだ。北朝鮮による拉致問題はなぜ進展しないのか。人々が抱く疑問に、ここまで踏み込んで答えた本は目にしたことがない。30年近く本件を追うジャーナリスト・高世仁さん(73)の新刊である。圧巻の調査と極秘資料で拉致の全容に迫り、政府の情報隠蔽(いんぺい)や解決を阻む「タブー」にも斬り込んだ。
-
-
特集ワイド
中東情勢便乗 「原発脳」にご用心 審査体制のまやかし放置、新たな融資利権も
2026/3/18 13:17 2858文字中東情勢の緊迫化に伴う原油価格高騰に乗じて、「原発再稼働を急げ」と促す声が出てきた。先行き不安の中で思わず賛同する人もいそうだが、こんな時こそご用心あれ。目に余る新たな不正や利権が横行し、それどころではないのだ。あの事故から15年、教訓は霧消したのか。「原発脳」から脱却できないこの国の姿を、専門家
-
特集ワイド
飯田哲也さんが斬る 「再エネたたき」のナラティブ 原発回帰は「敗戦」への道
2026/3/9 13:04 2917文字未曽有の原発事故から15年。この国をあれだけ覆った怒りや忌避感はどこへやら。原発回帰と再生可能エネルギーたたきが進む現状を危ぶむ人がいる。環境エネルギー政策研究所長の飯田哲也さん(67)である。エネルギー大転換の世界的潮流に取り残され、「日本は敗戦が近い」というのだ。不穏な警告の真意を尋ねた。 「
-
特集ワイド
謎だらけ日本版排出量取引 4月本格始動 脱炭素?専門家が検証 政府削減目標と不整合、むしろ増加も
2026/2/27 13:08 2744文字4月に本格始動する日本版排出量取引制度をご存じだろうか。排出した炭素に価格を付け、大企業を中心に排出削減を促すとの触れ込みだ。異常気象が相次ぐ中、ようやく日本も気候変動対策に本腰かと思いきや、「謎だらけのザル制度」と環境団体から悪評ふんぷんなのだ。一体どんな代物なのか。制度の中身と思惑を専門家とひ
-
特集ワイド
「サナエ・ショック」何が起きる? 英国の悪夢再来か 医療や地方は 経済専門家が危ぶむ未来図
2026/2/19 13:16 2731文字主要政党の減税策争いも夢の跡。衆院選で自民党を圧勝に導いた高市早苗首相は、積極財政路線で独自の経済政策「サナエノミクス」を加速させる勢いだ。でも、英国で3年半前に通貨・株・国債の価値暴落を招いた「トラス・ショック」の再来を案じる声も目立つ。もし、この国を「サナエ・ショック」が襲ったら――。起こり得
-
特集ワイド
ミャンマーの苦難、人ごとか クーデター5年 土井敏邦監督が在日の若者を撮る理由
2026/1/26 13:14 2889文字軍事クーデターから2月で丸5年となるミャンマー。国軍による民衆への武力弾圧と内戦が続く中、日本で1本の映画が公開される。題名は「在日ミャンマー人―わたしたちの自由―」。撮ったのは、パレスチナ問題への取り組みで知られるジャーナリストの土井敏邦さん(73)だ。この節目に、なぜ現地ではなく「在日」の人々
-
-
特集ワイド
この国はどこへ 試練の年に 少子化は若者の「抵抗」 産婦人科医・吉村泰典さん 76歳
2026/1/13 13:08 2923文字この国は忘れっぽいと言われる。少なくとも政治課題については、うなずく人も多かろう。 安倍晋三政権が「国難」と呼び、岸田文雄政権が「異次元の対策」を掲げた問題は何だったか。止まらぬ少子化である。未来の担い手が減り続け、事態は悪化しているが、高市早苗首相から危機感は伝わってこない。 そんな現状をこの人
-
武器輸出解禁は実質的な改憲への第一歩 識者「経済成長にはならぬ」
2025/12/26 14:00 1697文字高市早苗政権が防衛装備移転三原則の運用指針を見直す。焦点は殺傷能力のある武器輸出を制限する「5類型」ルールの撤廃だ。地域の抑止力向上や防衛産業の強化が狙いだが、平和国家としてのありようが問われている中、小野塚知二・東京大名誉教授は武器輸出三原則の歴史を踏まえ、問題点を指摘する。【聞き手・千葉紀和】
-
高市政権が武器輸出を目指す二つの意味 中谷元・前防衛相
2025/12/26 14:00 1679文字高市早苗政権が防衛装備移転三原則の運用指針を見直す。焦点は殺傷能力のある武器輸出を制限する「5類型」ルールの撤廃だ。地域の抑止力向上や防衛産業の強化が狙いだが、平和国家としてのありようが問われる中、中谷元・前防衛相は「自立した防衛に不可欠」とその意義を強調する。【聞き手・千葉紀和】 ◇5類型にある
-
「死の商人国家」への道 国会での熟議なく、なし崩し的に
2025/12/26 14:00 1699文字高市早苗政権が防衛装備移転三原則の運用指針を見直す。焦点は殺傷能力のある武器輸出を制限する「5類型」ルールの撤廃だ。地域の抑止力向上や防衛産業の強化が狙いだが、平和国家としてのありようが問われる中、杉原浩司・武器取引反対ネットワーク代表はなし崩し的に進められることを危惧する。【聞き手・千葉紀和】
-
特集ワイド
災害や事件サイト続々消滅、NHKの公共性って? OB熊田安伸さんと考える
2025/12/18 13:03 2896文字「消える」と言われていたが、まさかここまでとは。NHKが記事や映像をインターネット上にまとめた特設サイトのことだ。災害や重大事件などのサイトが10月以降、次々と消滅している。改正放送法の施行に伴う措置だが、NHKの公共性とは一体何なのか。同局出身でネットメディアの編集者を務める熊田安伸さん(58)
-
-
特集ワイド
熊猫、いつから可愛いの? 「パンダ文献学」で迫る新たな魅力
2025/11/25 13:13 2716文字国内のパンダが全て中国に返される「ゼロパンダ」の危機が3カ月後に迫った。熱烈なファンならずとも気になるのは「可愛いから」だろう。でも待てよ。昔話に可愛いパンダは出てこない。一体いつから愛らしさの象徴的存在に? そんな謎に古典の研究で迫る学者たちがいる。名付けて「パンダ文献学」。見えてきた新たな一面
-
特集ワイド
天文遺産、産業遺産… 消えゆく近代の宝 貧する日本で残す道は
2025/11/13 13:08 2737文字国内の天文学の黎明(れいめい)期を支えた京都大花山(かざん)天文台(京都市)が財政難で閉鎖の危機にある。郷愁を誘う望遠鏡は今も現役。でも、最先端の成果を生まない施設に金は回ってこない。天文遺産、産業遺産、戦争遺跡……。地域や各界で守る試みは数あれど、消えゆくお宝は少なくない。貧する日本で残すには?
-
特集ワイド
パレスチナ国家承認、今でしょ! 石破前首相の「先生」 先送りに喝
2025/10/29 13:22 2961文字どうも解せない。日本政府によるパレスチナ国家の承認見送りである。国連加盟国の8割が承認しても、「するか否かではなく、いつするかの問題だ」とけむに巻き、イスラエルの後ろ盾の米国追従だと批判されている。薄氷の停戦から真の和平実現へ、日本が取る道とは。「紛争解決請負人」の異名を持つ伊勢崎賢治さん(68)
-
特集ワイド
防衛費膨張… でも核武装は安くない 費用対効果を専門家と検証
2025/10/10 13:06 2840文字防衛費の膨張が止まらない。来年度予算の概算要求額は過去最大の8・8兆円。自民党総裁選ではさらなる増額論も相次いだ。国民生活が厳しさを増す中、どこに財源があるのやら。と思いきや、あたかもコスト削減の妙案かのように「核武装が安上がり」と吹聴する人、安易に信じる人がいる。本当なの? あえて核武装の費用対
-
特集ワイド
プラネタリウム100周年 3氏が語るその魅力 大木伸夫さん/篠原ともえさん/渡部潤一さん
2025/9/30 13:06 2823文字今年はプラネタリウムの公開から100周年だ。夜空の星々を円天井に映し出す魔法の機械は「宇宙への扉」と呼ばれ、人々を天文の世界に導いてきた。世界で争いが絶えない今、「同じ星空の下で生きる」感覚を養う教育効果も期待される。そんな「地上の星」の魅力を、無類の愛好家3人が語り合った。 ◇「同じ星空の下で」
-
1時間
24時間
SNS