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処理水「放出に反対」の不審アカウント 今も潜む世論工作の脅威
2026/4/30 05:30独自 1789文字政府が東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を決定してから、4月13日で5年が経過した。海洋放出の開始時には、SNSでネガティブな情報を拡散する動きが不自然に広がった。一部は中国が関与する認知戦だったとみられている。情報分析会社の調査によると、当時に活動していたアカウントは現在も残っており、今後も
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「手挙げ式」からの方針転換 核ごみ最終処分に動いた政府
2026/4/13 20:55深掘り図解あり 1619文字原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場の選定を巡り、東京都小笠原村の渋谷正昭村長が13日、日本最東端・南鳥島について文献調査が行われることを事実上、容認した。国が主導して自治体に調査を申し入れた、初めての事例だ。処分方針が定められてから25年以上たっても場所が決まらない中
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深層サイエンス
「絶海の孤島」南鳥島 核のごみ処分場、建設の実現性は
2026/4/13 12:44深掘り図解あり 1482文字原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場の選定を巡って、突如として候補に浮上してきた日本最東端の南鳥島。周囲約1000キロに他の島はなく、周辺海域は水深約6000メートルにもなる「絶海の孤島」だ。面積は皇居ほどの広さしかない。一般住民はいないが、実際に最終処分場を建設するに
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深層サイエンス
どうなる福島第1原発の最終形 廃炉工程表から消えた「解体」の言葉
2026/3/11 06:00深掘り 1808文字政府と東京電力は、東電福島第1原発の廃炉についてロードマップ(工程表)を策定している。中長期の目標とスケジュールを示す重要な文書だが、当初書かれた「原子炉施設の解体」の記述は徐々に消えていった。現在では「解体するかは決まっていない」(東電)という。施設を全て解体する「更地化」を望む地元自治体が多い
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深層サイエンス
原発事故の跡地利用に「遺構」支持する声 「議論早すぎる」の指摘も
2026/3/10 06:02深掘り 1676文字政府と東京電力は、2051年までに福島第1原発の廃炉を完了させる目標を掲げる。廃炉完了の姿は未定で、敷地をどう活用するかはまだ白紙の状態だ。溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の取り出しなどの作業は先が見通せておらず、跡地利用を議論するには時期尚早だとする声も多い。そんな中、跡地を「原発事故の遺構」とす
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深層サイエンス
「石棺」案も出た廃炉の最終形 早期の更地化を阻んでいるものは
2026/3/10 06:01深掘り 1931文字東京電力福島第1原発は、2051年までの「廃炉完了」が目標に掲げられている。しかし、その時の敷地の姿は、更地になるのか、施設が残るのかなど、何も具体的に決まっていない。多くの地元自治体は更地化を望むが、51年までの完了も更地化も、極めて難しい状況だ。障壁となっているものは何なのか。 ◇事故以降「誰
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「石棺」案も出た廃炉の最終形 早期の更地化を阻んでいるものは
2026/3/10 06:01 0文字 -
深層サイエンス
福島第1原発の周辺13市町村 過半数が廃炉時点の「更地化」求める
2026/3/10 06:00深掘り 1394文字東京電力福島第1原発事故から、11日で15年を迎える。政府と東電は2051年までに廃炉を完了させる計画だが、原発周辺の13市町村の首長の過半数が、51年時点の敷地の状態として「更地」を望んでいることが毎日新聞のアンケート調査で明らかになった。 しかし、事故で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の取り出し
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「南鳥島は世界で唯一、期待できる」 専門家提唱 核のごみ文献調査
2026/3/3 21:34 1398文字経済産業省資源エネルギー庁が3日、原子力発電所の運転に伴って発生する高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定に向けて、東京都小笠原村に南鳥島での調査を申し入れた。専門家の間では、以前から「これ以上ない適地」と指摘する声も上がっていた。 高レベル放射性廃棄物は、原発の使用済み核燃料を再処理し、廃液をガ
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深層サイエンス
「南海トラフ連動」に抵抗した中部電 審査当事者が語る浜岡原発不正
2026/1/26 13:00 2409文字中部電力が、浜岡原発(静岡県御前崎市)で想定される地震動のデータを不正に操作していた問題が発覚した。 2014年から原子力規制委員会で委員を務めた地質学者の石渡明(いしわたりあきら)・元東北大教授(72)は、中部電が18年ごろから不正データの提出を始めた浜岡原発3、4号機の審査に当たっていた。 操
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不祥事相次ぐ、原子力業界…今なお残る「原子力村」特有の価値観とは
2026/1/21 19:07深掘り 1605文字東京電力ホールディングス(HD)が21日、柏崎刈羽原発(新潟県)を再稼働させた。政府は原発の「最大限活用」を掲げており、電力の安定供給や経済成長につなげるために今後も再稼働を推し進める方針だ。ただ今年に入り、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働に向けた審査で、安全対策の水準となる基準地震動の
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深層サイエンス
浜岡原発の地震データ不正 中部電による「捏造」はどう行われたのか
2026/1/14 11:00深掘り 1941文字中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働に向けた安全審査で、「前代未聞」の不正が発覚した。原発で予想される地震の揺れについて、中部電がデータを都合良く操作していた。本来よりも小さく見積もられていた可能性が高いという。原子力規制委員会の山中伸介委員長も「捏造(ねつぞう)」「暴挙」と断じたが、何がそ
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浜岡原発、再稼働審査は白紙に 「データ捏造、暴挙」と規制委員長
2026/1/7 20:27 1059文字中部電力が浜岡原発(静岡県御前崎市)の耐震設計の目安となる「基準地震動」を意図的に過小評価した疑いがある問題で、原子力規制委員会の山中伸介委員長は7日の定例会で「安全に直接関わる審査データの捏造(ねつぞう)だ。極めて深刻で重大な案件だ」と批判した。中部電は3、4号機の再稼働を目指しているが、中断し
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AI新世紀
オープンAIも狙った垂涎の日本語データ 「国産」の強みにできるか
2025/12/29 05:00 3601文字対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAI。2024年4月には日本法人の設立を発表したが、その約2カ月前、開発に向けて日本のデータを手に入れようと国内で動きを見せていた。しかし、同社から打診を受けた“データの宝庫”はその提案を受け入れなかった。 ◇日本で普及するチャッ
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AI新世紀
日本も標的? ロシアに「調教」される生成AI 中国派生系には偏り
2025/12/26 05:00 4145文字生成AI(人工知能)との会話は、親友や母に次ぐ存在とされるほど、生活に浸透しつつある。そんなAIがもし誰かに操られていたら――。国内外の調査結果は、AIが「汚染」されている可能性を示している。標的となるのは、AIの頭脳に当たる大規模言語モデル「LLM」だ。日本も例外ではなく、LLMが新たな認知戦の
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原発を動かす適格性はあるのか 東電が表明した「七つの約束」
2025/11/21 16:53深掘り図解あり 1465文字柏崎刈羽原発の再稼働に向け、安全審査が進んでいた2017年9月。東京電力ホールディングスの小早川智明社長は、運転ルールを定める保安規定に、「七つの約束」を盛り込む意向を原子力規制委員会に表明した。 ◇規制委が例外的に求めた誓約 「福島第1原発の廃炉を主体的に取り組み、やりきる覚悟と実績を示す」「原
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深層サイエンス
「ビジネスチャンス」高市政権で沸く核融合発電業界 日本の勝ち筋は
2025/11/17 15:00 2232文字「夢のエネルギー」とも呼ばれる核融合発電の技術開発が近年、国内外で加速している。日本では開発を推進してきた高市早苗首相が誕生し、業界は大いに沸く。政府が掲げるのは「2030年代の発電実証」という野心的な目標だ。にわかに注目を集めるが、本当に夢は実現するのか。(前後編の前編。<「夢のエネルギー」いつ
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深層サイエンス
「夢のエネルギー」核融合発電 一体いつ実現する?予測調査の結果
2025/11/17 15:00 2727文字核融合発電の開発競争が激化し、民間投資は世界で計100億ドル(約1・5兆円)を超える熱狂ぶりだ。国内でも以前から前向きだった高市早苗首相の誕生で機運が盛り上がる。しかし、専門家からは早期の実現に懐疑的な声も聞こえる。日本は発電実証の目標を2030年代に置くが、一般家庭にその電気が届く日は一体いつに
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量子コンピューターの源流 今年のノーベル物理学賞まで100年の歩み
2025/10/19 14:00 1779文字今年は量子力学が誕生してから100年の節目に当たる。当初、アインシュタインに「不完全」と指摘されたミクロな世界を理解するための理論だが、今は広く応用が進む。私たちの生活を大きく変えうる量子コンピューターなどの実現も期待されている。 ◇アインシュタインが「不気味」と反論 1900年ごろ、物理界では原
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きっかけは学生の一言 無用を「有用」に変えた北川進さんの研究
2025/10/8 22:12深掘り図解あり 1533文字2025年のノーベル化学賞は、活性炭やゼオライトに代わる新たな多孔性材料を開発した京都大の北川進特別教授(74)に決まった。単なる新材料ではなく、素材の金属イオンと有機分子の組み合わせを変えることでさまざまな機能をデザインできる、無限の可能性を秘めた材料だ。 ◇思い出した言葉と転機となった出会い
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