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InMyLife・旅の途中で
言葉で、本屋で、背中押す 作家・落合恵子さん 未完の一本道
2026/5/6 11:01インタビュー 3829文字自らの出生を「原点」と語る、作家の落合恵子さん(81)。 婚外子として生まれたことで自身の役割を決めつけられることに居心地の悪さを感じ、幼い頃から「自分が自分である」ことを意識してきたといいます。 大学卒業後は文化放送に入社。深夜放送に抜てきされると、「レモンちゃん」の愛称で一躍人気者になります。
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InMyLife・旅の途中で
明るく軽やかに生きるため、闘う 作家・落合恵子さんの原点
2026/5/6 11:00インタビュー 2723文字東京・吉祥寺の一角にある子どもの本の専門店「クレヨンハウス」。作家の落合恵子さん(81)が半世紀かけて築いてきた居場所です。 季節の花々で彩られた玄関を入ると、目に飛び込んでくるのはガラスケースに陳列されたケーキに菜の花、リンゴといった旬の野菜や果物。 初めて訪れる人は「本当にここは本屋なのか」と
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「亡霊が出る」現代史家が見たナーバスな元少将 東京裁判80年
2026/5/3 14:00 794文字今から80年前の1946年5月3日、世界のまなざしが東京・市ケ谷の一つの法廷に向けられていた。 この日、開廷した極東国際軍事裁判(東京裁判)。第二次世界大戦の敗戦後、東条英機元首相ら日本の軍事的・政治的指導者28人が「平和に対する罪」でA級戦犯として起訴され、連合国側11カ国によって裁かれた。 法
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A級戦犯の素顔は…93歳の現代史家・秦郁彦さんが語る東京裁判
2026/5/3 06:30深掘り 2908文字「ははあ、あのへんが裁判官の席」 天井の高い室内を見回しながら、現代史家の秦郁彦さん(93)はつぶやいた。 2025年12月、東京・市ケ谷の防衛省。極東国際軍事裁判(東京裁判)が行われた法廷に、秦さんは立っていた。 満州事変から太平洋戦争までの日本の政治的・軍事的指導者を戦勝国が裁いた東京裁判は、
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A級戦犯の素顔は…93歳の現代史家・秦郁彦さんが語る東京裁判
2026/5/3 06:29 0文字 -
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清志郎に救われた角田光代さんが紡ぐ 出すつもりのなかった物語
2026/4/18 09:00インタビュー 1477文字世に出なかったかもしれない作品だ。 角田光代さんの最新作『明日、あたらしい歌をうたう』(水鈴社)は、カリスマ的な人気を誇ったミュージシャンが父だと聞かされて育った少年と、その母の物語。 最後と決めていた連載小説を書き終えた後、「短期リハビリのような気持ちで書いた」のは、自身が救われてきた音楽にまつ
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疲れてる? 「ヒーリング小説」が世界で人気 名手に聞く背景
2026/4/11 17:00 1562文字読むと心が癒やされる「ヒーリング小説」と呼ばれるジャンルが、世界でトレンドとなっている。 日本のヒーリング小説をけん引している作家の一人が、八木沢里志さんだ。 このほど刊行した最新作『ペンション・ワケアッテ』(ポプラ社)は、自然豊かな山のふもとにあるペンションを舞台に、さまざまな事情を抱えた人々が
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村山由佳さんが書くシベリア抑留 父の経験と五木寛之さんの言葉胸に
2026/3/7 17:00ストーリー 2016文字作家の村山由佳さんは、かつて亡き父の過ごしたシベリアを訪れたことがある。 第二次世界大戦での敗戦後、日本人およそ60万人がソ連などに連行された。1割にあたる6万人が亡くなったとされる。父は抑留経験者の一人だった。 村山さんがシベリアの地を踏んだのは1999年。テレビ番組の企画だった。父のいた収容所
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「歴史的」 新宿・紀伊国屋書店で初、オールナイトイベントの熱気
2026/2/7 15:00 2050文字本来であれば静まりかえっているはずの閉店後の本屋の前に、長い列ができていた。 東京都新宿区の紀伊国屋書店新宿本店が初めて開催したオールナイトイベント「KINOFES2026」。閉店後の本屋を会場に作家や歌人によるトークイベントやツアーなどが催された。 出版不況や本屋離れといわれて久しい昨今、634
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又吉直樹さんが6年ぶり長編 コントで演じた人物を「書いてみたい」
2026/2/3 12:00 2113文字芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹さんが、小説「生きとるわ」(文芸春秋)を1月28日、刊行した。毎日新聞に連載した「人間」以来、約6年ぶりの長編となる。 描いたのは、どうしようもない「問題児」の中年男と、彼から離れなければならないと分かっていながらも、なぜか手を差し伸べようとしてしまう同い年の友人の
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「ザ・ロイヤルファミリー」原作・早見和真さんを作家にした「怪物」
2025/12/28 15:00 2117文字そのプレーを見た瞬間、胸によぎったのは、絶望だった。 中学2年生の春、フェンス越しに見た圧倒的な才能。 プロ野球選手になると信じて疑わなかった少年が、夢に破れた瞬間だった。 やがて少年は作家となった。その名を早見和真という。 日曜劇場(TBS系)で放送されたドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」や、水川
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「小説は帰れる場所」 光ったノスタルジーの作品群 大澤・都甲対談
2025/12/17 06:01 3715文字◇毎日・朝日「文芸時評対決」後編 毎日新聞の文芸時評を担当する批評家の大澤聡さんと、朝日新聞の文芸時評を担当する翻訳家(米文学)の都甲幸治さんが、2025年の文芸の成果について語り合う両紙のコラボレーション企画。 昨年12月から今年11月までに刊行された小説が対象。後編は小川洋子さん、古川真人さん
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大澤聡さんと都甲幸治さんが語り尽くす 2025年の文芸回顧
2025/12/17 06:00 4021文字◇毎日・朝日「文芸時評対決」前編 毎日新聞の文芸時評を担当する批評家の大澤聡さんと、朝日新聞の文芸時評を担当する翻訳家(米文学)の都甲幸治さんが2025年の文芸の成果について語り合った。昨年に続き、両紙に同じ対談の模様を紹介するコラボレーション企画。 昨年12月から今年11月までに刊行された小説を
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皇太子妃選考の不満、親族問題…香淳皇后実録に記せなかったこと
2025/10/9 05:00深掘り 1720文字明治から平成まで四つの時代を歩んだ香淳皇后の記録「香淳皇后実録」が完成した。 編さんに17年。宮内庁は「激動の時代を昭和天皇のおそばにあり、国民と共に歩まれた生涯への理解の深まりを期待する」という。 日本近現代史の重要資料となる一方、編さん過程や内容には課題も浮かぶ。 実録が書いたこと、書けなかっ
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杉原千畝の背後に江戸川乱歩? 直木賞候補で注目の関係、その真相は
2025/9/10 12:00 1817文字日本を代表する推理作家の江戸川乱歩(1894~1965年)と、第二次世界大戦中に「命のビザ」を発給し多くのユダヤ人難民を救った外交官の杉原千畝(ちうね)(1900~86年)。何のつながりもないように思える2人だが、実は同じ旧制中学、大学の先輩と後輩だ。この2人の交友をフィクションを交えて描いた青柳
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ラベリングは「しょうもない」 ダガー賞作家・王谷晶さんの原体験
2025/8/30 13:00 2486文字「曖昧であることは私の作家としてのテーマそのものです。自分の曖昧さを受け入れ、他人の曖昧さを認めることが世の中をより良くすると信じています」 日本人として初めて、優れたミステリー・犯罪小説に贈られる「英国推理作家協会賞(ダガー賞)」の翻訳部門に輝いた作家の王谷晶さん(44)。今年7月、ロンドンでの
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戦後80年
ビキニ事件伝えたい 絵画→絵本→吹奏楽曲へつながった思いのリレー
2025/8/24 10:00 3150文字その絵の中心には、ベッドに裸で座る一人の男がいる。 「私は漁師です」 「私は被ばくのために死にました」 英語で書かれた1枚の紙を手に持っている。暗い目は何を映しているのか。 米国を代表する画家、ベン・シャーン(1898~1969年)が手がけた「ラッキードラゴン」。1954年、太平洋・ビキニ環礁で米
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戦後80年
ビキニ事件伝えたい 絵画→絵本→吹奏楽曲へつながった思いのリレー
2025/8/24 10:00 0文字 -
「有事」に民間人が被害に遭ったら… 受忍論が及ぼす未来への影響
2025/8/15 15:01 3132文字戦争では国民全体が被害に遭った。だからみんなで我慢しなければならない――。日本の戦後補償のあり方を決定づけた「戦争被害受忍論」。2024年12月、ノーベル平和賞の授賞式で、演説に立った日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員の田中熙巳(てるみ)さんが原稿にない予定外の言葉で厳しく批判したこ
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「ひとしく我慢を」 日本の戦後補償支えた「受忍論」の正体とリスク
2025/8/15 15:00 2907文字原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府は全くしていない――。ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員の田中熙巳(てるみ)さんは2024年12月、授賞式で日本政府の「戦争被害受忍論」を、こう厳しく批判した。※この記事は上・下構成になっています<上>「ひとしく我慢
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