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深層サイエンス
「納得できない」 破産した宇宙ベンチャー創設者が明かす転換点
2026/4/16 06:00インタビュー 2471文字東京理科大発の宇宙ベンチャー「スペースウォーカー」(東京都港区)が2月、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。飛行機のような再使用型ロケットを開発し、宇宙旅行や衛星の打ち上げを目指していた気鋭の企業だった。政府が成長産業に位置づけ、前途は明るいように見える宇宙業界だが、なぜ資金繰りに行き詰まった
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「手挙げ式」からの方針転換 核ごみ最終処分に動いた政府
2026/4/13 20:55深掘り図解あり 1619文字原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場の選定を巡り、東京都小笠原村の渋谷正昭村長が13日、日本最東端・南鳥島について文献調査が行われることを事実上、容認した。国が主導して自治体に調査を申し入れた、初めての事例だ。処分方針が定められてから25年以上たっても場所が決まらない中
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人類最遠地点に到達のNASA船長 「二つの惑星に生きる種に」
2026/4/7 16:00 754文字月を周回するミッションに臨んでいる米航空宇宙局(NASA)は、宇宙飛行士4人を乗せた宇宙船オリオンが米東部時間6日(日本時間7日)、地球から約40万7000キロの位置に到達したと明らかにした。これまでの人類最遠の飛行記録だった、1970年のアポロ13号の記録を更新した。オリオンは月の裏側を通過し、
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深層サイエンス
人類が半世紀ぶり「月」へ アポロ以来 「空白の50年」その理由
2026/3/26 07:00 2150文字人類が約53年ぶりに月に向かうことになった。米航空宇宙局(NASA)が早ければ米東部時間4月1日(日本時間2日)、宇宙飛行士4人を乗せた宇宙船を打ち上げる。月面に着陸せず、宇宙船で月を1周するだけだが、なぜ人類は半世紀以上も月に行けなかったのだろうか。 ◇「本当は行ってない」陰謀論出るほど 今回の
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深層サイエンス
国産レアアース、中国比コスト20倍でも 「非現実的ではない」
2026/3/22 09:00インタビュー 1601文字地球深部探査船「ちきゅう」が2月、南鳥島(東京都小笠原村)近海の水深約5600メートルの深海底から、レアアース(希土類)を含むとみられる泥の採掘に成功した。ただ、実用化に向けての道のりは険しく、採算が取れるかも不透明だ。それでも国家を挙げて開発する意義はあるのか。レアアースに詳しい第一生命経済研究
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深層サイエンス
「選挙対策では」 熱狂の南鳥島レアアース掘削、誇張いさめる声も
2026/2/17 16:00深掘り図解あり 2192文字南鳥島沖でレアアース(希土類)を含む泥の掘削に成功した地球深部探査船「ちきゅう」が14日、静岡・清水港に帰港した。成功が公表されたのは衆院選まっただ中の今月2日で、自民党議員らはこぞって成果を強調した。だが、プロジェクトに関係する政府関係者からは「もうちょっと冷静になってほしい」との声も漏れる。専
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テラ・クライシス
日本大手が見限った風車事業 採算崩壊、危ぶまれる「撤退ドミノ」
2026/1/6 05:01 2788文字「量産する予定だったのに、次のプロジェクトの芽がなくなってしまった。日本では、今後10年は浮体式の大規模な洋上風力発電は無理だろう」。2025年10月、長崎県五島市でのプロジェクトを推進してきた戸田建設の牛上敬部長(59)はそう嘆いた。 日本初となる洋上風力発電プロジェクトの詳細はこちらです。 再
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テラ・クライシス
再エネの「切り札」に異変 波間に浮かぶ風力発電「2号案件」に暗雲
2026/1/6 05:00 1412文字イセエビ漁が盛んな長崎県五島市の崎山漁港。小型漁船が停泊するのどかな港から沖合に7キロ離れた海域で5日、海の上で風を集めて発電する風力発電所(洋上風力)の「五島洋上ウインドファーム」が商業運転を始めた。事業を主導する大手企業や地元住民のみならず、日本政府も再生可能エネルギー普及の「切り札」と期待を
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再エネの「切り札」に異変 波間に浮かぶ風力発電「2号案件」に暗雲
2026/1/6 05:00 0文字 -
深層サイエンス
「恐怖と隣り合わせ」時間軸短くなる日本の研究現場 大隅氏の警鐘
2025/12/11 11:30深掘り 1451文字ノーベル自然科学3賞を受賞した日本出身の研究者は、10日の授賞式で坂口志文・大阪大特任教授と北川進・京都大特別教授が正式に受賞し、計27人となった。21世紀に入ってから21人で、「受賞ラッシュ」とも言える状況だ。しかし、日本の研究力の未来はバラ色ではない。<あわせて読みたい関連記事>ノーベル賞受賞
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深層サイエンス
ノーベル賞受賞者が政府に直言も 「基盤的」な研究費、なぜ増えない
2025/12/11 09:00深掘り図解あり 1806文字日本人研究者がノーベル賞の栄冠を手にする度に、基礎研究への支援を政府に強く訴えることが続いている。今年「ダブル受賞」を決めた坂口志文・大阪大特任教授と北川進・京都大特別教授も同様だ。研究費は増額傾向にあるが、なぜ卓越した研究者らの危機感は変わらないのか。 ◇「競争的」な研究費は増える傾向 ノーベル
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ノーベル賞受賞者が政府に直言も 「基盤的」な研究費、なぜ増えない
2025/12/11 09:00 0文字 -
輝くアンモナイトの秘密 魅了された研究者が解明した「奇跡の構造」
2025/12/3 05:00 1430文字鮮やかな赤、青、緑の宝石をちりばめたように輝くアンモナイトの化石がある。慶応大の今井宏明教授(材料科学)らの研究チームは、この「アンモライト」と呼ばれる特殊な化石が持つ構造の秘密を明らかにし、英科学誌に発表した。貝殻を覆う光沢のある層に存在する、わずか100万分の4ミリの「隙間(すきま)」が、鮮や
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輝くアンモナイトの秘密 魅了された研究者が解明した「奇跡の構造」
2025/12/3 05:00 0文字 -
深層サイエンス
「ビジネスチャンス」高市政権で沸く核融合発電業界 日本の勝ち筋は
2025/11/17 15:00 2232文字「夢のエネルギー」とも呼ばれる核融合発電の技術開発が近年、国内外で加速している。日本では開発を推進してきた高市早苗首相が誕生し、業界は大いに沸く。政府が掲げるのは「2030年代の発電実証」という野心的な目標だ。にわかに注目を集めるが、本当に夢は実現するのか。(前後編の前編。<「夢のエネルギー」いつ
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深層サイエンス
「夢のエネルギー」核融合発電 一体いつ実現する?予測調査の結果
2025/11/17 15:00 2727文字核融合発電の開発競争が激化し、民間投資は世界で計100億ドル(約1・5兆円)を超える熱狂ぶりだ。国内でも以前から前向きだった高市早苗首相の誕生で機運が盛り上がる。しかし、専門家からは早期の実現に懐疑的な声も聞こえる。日本は発電実証の目標を2030年代に置くが、一般家庭にその電気が届く日は一体いつに
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月を見据える新型補給機「HTV-X」 トランプ氏の意向で不透明さも
2025/10/26 18:16 1116文字宇宙ステーションに物資を届ける宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型無人補給機「HTV―X」1号機が26日、鹿児島・種子島からH3ロケットで打ち上げられ、予定の軌道への投入に成功した。30日に国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、さまざまな実験装置や生鮮食品などを、滞在中の油井亀美也宇宙飛行士(
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宇宙に舞った折り鶴 約束果たした油井さんに届ける新型宇宙船
2025/10/20 11:00 1866文字国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける日本の新型無人補給機「HTV-X」1号機が今月24日以降に打ち上げられる。技術的な責任者を務める宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内山崇さん(50)は、宇宙飛行士選抜試験でファイナリストに残った経験を持つ。 そして今回、開発した補給機をISSでキャッチす
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北川進さん開発 気体を捕捉する「金属」、PFAS対策で評価高く
2025/10/8 21:27深掘り図解あり 1734文字2025年のノーベル化学賞は、活性炭やゼオライトに代わる新たな多孔性材料を開発した京都大の北川進特別教授(74)に決まった。単なる新材料ではなく、素材の金属イオンと有機分子の組み合わせを変えることでさまざまな機能をデザインできる、無限の可能性を秘めた材料だ。 ◇地球規模の課題解決に 北川氏らが開発
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坂口志文氏発見の制御性T細胞 がんや糖尿病治療、臨床応用に期待
2025/10/6 21:55深掘り 1612文字ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった坂口志文・大阪大特任教授(74)が発見した「制御性T細胞」は発表当初、その存在が疑われた。免疫を抑える機能を持つ細胞があること自体が疑問視されていたからだ。それでも坂口氏には確信があった。長い不遇の時期を超え、自説の正しさを地道に証明。今やこの細胞を使って、さ
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