科学・テクノロジー
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米、AIモデルの事前審査検討か サイバー攻撃悪用の恐れで警戒
2026/5/5 16:44 426文字ニューヨーク・タイムズ紙は4日、トランプ米政権が、新たな人工知能(AI)モデルに対し、公開前の審査を検討していると報じた。政府関係者らの話として伝えた。新興企業アンソロピックの生成AI「クロード・ミュトス」といった先端AIがサイバー攻撃などに悪用されるリスクへの警戒感が高まっていた。 中国とのAI
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ロケットエンジンの燃焼実験成功 東北大生、経営者有志が製造
2026/5/5 14:45 823文字福島市の農道空港「ふくしまスカイパーク」(同市大笹生)を航空宇宙産業の実証実験の場に活用する官民連携の「スカイスペースプロジェクト」で、ロケットエンジンの燃焼実験が2日、行われ、見事に成功した。東北大(仙台市)の学生が設計し、福島の経営者有志も協力して製造。プロジェクトは新たな段階に入ることになり
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1.29万年前の地球寒冷化 原因は隕石でなく噴火? 米チーム
2026/5/5 14:30 1326文字約1万2900年前、地球が突然寒冷化した「ヤンガードリアス期」(YD期)はなぜ始まったのか。人類に狩猟採集から農耕への移行を促したとの説もある急激な寒冷化の原因について、これまで隕石(いんせき)衝突説や海洋循環弱体化説が唱えられてきたが、米テキサスA&M大などのチームは「大規模な火山活動がきっかけ
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冥王星より遠い小天体に「大気」 プロアマ連携で知見覆す発見
2026/5/5 00:00 968文字海王星の外側を公転する小さな「太陽系外縁天体」の一つに、ごく薄い大気があることを発見したと、国立天文台とアマチュア天文家などの研究チームが発表した。太陽系で大気が観測された最遠の天体となる。大気を保持できるのは、地球や木星のように強い重力を備えた大きな天体に限られるという、従来の知見を覆す成果だと
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「骨のうたう」 詩人・竹内浩三の遺稿、デジタル化5年ぶり再開
2026/5/4 13:45 1025文字太平洋戦争で戦死した三重県伊勢市出身の詩人・竹内浩三(1921~45年)の遺稿や手紙をデジタル化する作業が5年ぶりに再開された。市民団体「竹内浩三を伝えゆく会」と資料を保管する松阪市の本居宣長記念館が協力し、4月22日に自筆原稿など計11点、76枚をデータ化した。 伊勢の呉服店に生まれた竹内は宇治
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「好戦的だ」 陸自部隊のロゴに批判続出 隊員が生成AIで作成
2026/5/3 17:36 1270文字陸上自衛隊の第1師団第1普通科連隊(東京都練馬区)が公式X(ツイッター)で部隊の新しいロゴマークを公開したところ、「好戦的」などとする批判がインターネット上で続出。連隊は公開から3日で使用を中止した。 陸自や関係者によると、部隊のロゴマークは隊員の団結心を高めるために隊のTシャツに付けるなど、主に
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AI新世紀
AIは「匠の技」を継承できるか 言語化不能な“暗黙知”が壁に
2026/5/1 11:00深掘り 2980文字高齢化と人口減が進む中、製造業を中心に「たくみの技」とも言える技術継承にも人工知能(AI)が活用され始めている。酒造りの現場や熟練技術者を擁するメーカーで成果や課題が見えてきた。 ◇それでも主役は「人」 「人の創造性とAIの計算力を組み合わせ、地域に根ざした酒造りを次の時代につなげた
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深層サイエンス
忘れるためにメモを取る 新生活に生かせる「認知行動工学」とは
2026/5/1 10:00インタビュー 2299文字「忘れるためにメモを取る」。矛盾しているように思える行動も、大阪大が設立した新たな研究分野「認知行動工学」に照らせば、ミスを防ぎ、効率を上げる合理的な解決策になるという。入学や入社による新生活がスタートして間もないこの時期は、「五月病」など環境の変化による心身の不調に注意が必要だが、どうすればスト
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ADHD学生の課題忘れ防ぐアプリ 阪大開発 自己肯定感向上も
2026/5/1 09:15 1087文字スケジュール管理ができない。課題があることすら忘れてしまう――。発達障害の学生の悩みを解消しようと、大阪大の前田由貴子・特任助教が、課題の提出期限などを管理するアプリ「タスクコム」を開発した。単位の取得不足による留年や休学を防ぎ、本人の自己肯定感の向上も期待できるとしている。 発達障害の一つ、AD
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主要なものは研究し尽くされ…「ウンチ化石」に着目した研究者
2026/5/1 08:15 1277文字地中には、太古の生物が残した排せつ物の化石が眠っている。ティラノサウルスによる巨大なものから、ミミズの仲間が出した米粒程度のものまで。そんな「ウンチ化石」も古生物学の研究対象というが、何が分かるのか。千葉大の泉賢太郎准教授に話を聞いた。【中村聡也】 ――ウンチも化石になるんですね。 ◆そうです。古
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初期の受精卵、父母ゲノム「別居」で核の巨大化防ぐ 理研など
2026/4/30 12:55 463文字哺乳類の初期の受精卵では、父方と母方のゲノム(全遺伝情報)が二つの場所に分かれて“別居”することで、核の巨大化を防ぎ、受精卵が正常に成長できるとの研究結果を、理化学研究所などの研究チームが29日付の英科学誌ネイチャーに発表した。生命発生の仕組みを解明することで、不妊治療への活用も期待できるという。
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AI新世紀
「口伝」からAI活用マニュアルへ 多言語対応 農業を持続可能に
2026/4/30 11:00深掘り 3003文字技術継承に向けたAI(人工知能)導入がいくつかの産業で進む中、農業の現場では、生成AIを活用した「マニュアルの更新」が始まりつつある。一見すると地味にも思える取り組みだが、農業の持続可能性の面で今後重要になるという。その理由とは。 農業や酒造りなどの現場で、AIを使った技術継承が進んでいます。現状
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処理水「放出に反対」の不審アカウント 今も潜む世論工作の脅威
2026/4/30 05:30独自 1789文字政府が東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を決定してから、4月13日で5年が経過した。海洋放出の開始時には、SNSでネガティブな情報を拡散する動きが不自然に広がった。一部は中国が関与する認知戦だったとみられている。情報分析会社の調査によると、当時に活動していたアカウントは現在も残っており、今後も
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「はかた地どり」のおかゆ、九州初の宇宙日本食に 福岡・久留米
2026/4/29 10:26 465文字JAXA(宇宙航空研究開発機構)が常温での保存や製造工程の衛生管理などの基準を定める「宇宙日本食」に、福岡県久留米市の食鳥処理販売会社「福栄組合」が開発した「はかた地どりともち麦のお粥(かゆ)」が、九州の企業で初めて認証された。【宗岡敬介】 宇宙日本食の認証は、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在
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AI「チャッピー」、東大と京大「首席合格」 世界史論述は苦手
2026/4/28 13:40 490文字今年実施された東大と京大の入学試験問題を生成人工知能(AI)「チャットGPT」に解かせると、合格者の最高得点を上回り「首席合格」を果たしたことが27日、AIベンチャーのライフプロンプト(東京)の分析で分かった。最難関の東大理科3類の最高点より50点高かった。数学は満点。2024年の東大入試では全科
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骨粗しょう症、男性も若者も 日常生活からできることは?
2026/4/27 10:00深掘り 1893文字ピンと伸びた背筋、きびきびとした動作――。若々しさを維持する上で欠かせないのは骨の健康だ。骨粗しょう症というと「注意するのは高齢の女性」と言われてきたが、その常識は覆されつつある。人生100年時代。どんな手立てで臨めばいいのか。 ◇骨密度に加え、骨質も 「最大の先生は、教科書ではなく患者さん」。チ
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「右足くん、左足くん、ありがとう」 人工関節の現在地
2026/4/27 06:00深掘り 1722文字充実した生活には、痛みなく元気に動けることが欠かせない。超高齢社会の日本では要介護・要支援の人が増えており、その4分の1は骨折や転倒などによる運動器障害が原因だ。動ける喜びを支える関節治療の最前線に迫った。 ◇就寝時もあった痛みは… 「おかげ様で『まあ、歩いてる‼』なんていわれています。右足くん、
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歴史考証イラスト第一人者、ラフ画を残し急死 AI駆使で「復元」
2026/4/26 16:15 1286文字戦国時代末期、豊臣秀吉から讃岐国(香川県)を与えられた家臣、生駒親正が築いた引田城(香川県東かがわ市)の復元イラストが完成した。同市が最初に依頼した歴史考証イラストの第一人者がラフスケッチまで描いた段階で急死。その後を託されたウェブ解析士マスターの八木暁史さん(41)=同市在住=が生成人工知能(A
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ウイルス定着していないはずなのに はしか患者が増えているのは
2026/4/26 16:00 1816文字はしか(麻疹)の患者が急速に増えている。今年は4月中旬までに299人と、過去10年で2番目に多いペースだ。世界保健機関(WHO)からは国内に定着したウイルスが3年以上確認されていない「排除状態」の認定を2015年に受けているのだが、どうしてなのか。 ◇4月半ばで患者約300人 はしかは非常に感染力
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H3ロケット、6月10日に打ち上げ 昨年の失敗は衛星の台座不具合
2026/4/24 19:09 668文字昨年12月に打ち上げに失敗した国の大型基幹ロケット「H3」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、補助ブースターを装着しない新形態の試験機を6月10日午前、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。失敗原因は衛星を載せる台座の不具合だった可能性が高いと判断し、対策を施した。
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