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ハイブリッド授業の授業実践を全学FD事業で共有

オンラインでは正確な音色や音域の表現が難しいことを体感してもらうためトランペットを吹く神代教授 拡大
オンラインでは正確な音色や音域の表現が難しいことを体感してもらうためトランペットを吹く神代教授
貸し出し機材を紹介するZoomサポーターの油田さん 拡大
貸し出し機材を紹介するZoomサポーターの油田さん

 大阪教育大学は,全学FD事業「新しい生活様式に対応した授業の実践」を11月4日に開催した。当日は、ウェブ会議システム「Zoomウェビナー」を使用し,非常勤講師を含めて約180人が参加した。司会進行は,情報基盤センターの尾崎拓郎講師が行った。

 最初に,岡本幾子理事・副学長が「対面とオンラインを併用するハイブリッド型の授業など,新たな授業形態の実践事例や学生の修学状況について,情報を共有することで,今後の授業運営に役立てていただきたい」とあいさつした。

 情報基盤センターの森兼隆特任助教が、授業開始2週間後に全学生を対象に実施した学習・生活調査(第3回)について,学生の修学状況を中心に報告した。1年生においては,70%ほどの学生が大学での対面授業を1日あたり1時間以上受講しているが,自宅でのオンライン授業を3時間以上受けている学生も30%以上いると分析。前年度の授業評価アンケートとの比較では意欲や授業内容の理解度に関する主観的な評価に変化は見られないこと、対面授業科目の有無にかかわらず登校している学生も多いこと、後期授業では満足度が上昇し、困りごとが減少していることなども言及した。

 続いて3人の教員が対面とオンラインを併用するハイブリッド型の授業の実践事例を発表した。

 保健体育部門の小川剛司准教授は、オンデマンド配信による動画解説と対面授業によるディスカッションを交互に行う反転授業を取り入れた実践事例を報告。高度教職開発部門の田中真秀特任准教授は、2クラス同時並行で開講する予定だった授業科目をZoomでつなぐことで2教室への対面授業を実施しつつ、さまざまな事情で自宅からオンライン参加する学生にもZoomで配信する実践事例を紹介。グローバルセンターの長谷川ユリ教授は、対面授業を基本としつつ、海外に在住している留学生に対してZoomで授業参加させる同時双方向型ハイブリッド授業の実践事例を発表した。

 同時双方向型ハイブリッド授業を支える学生サポーター「Zoomサポーター」である大学院生(教育学研究科)油田一弥(ゆだ・かずや)さんは,機材の操作マニュアル作成や接続練習会の実施,授業中の配信支援などの活動を話した。

 芸術表現部門の神代修(くましろ・おさむ)教授は音楽表現コースにおける対面式レッスン再開に際しての感染予防の取り組みを紹介。安心して学べる環境を提供するために,情報を収集し、マニュアルを作成し,飛沫(ひまつ)防止パーティションを自主制作したことなどの奮闘ぶりを語った。

 参加者からは「発表者の先生方の創意工夫や悩みを共有し,自分の授業を見直すポイントを得ることができた」「教職員の方や学生の皆さんがそれぞれの持ち場で,いかなる状況でも学びの火を消さないように奮闘している、という事実そのものに勇気づけられた」などの感想が寄せられた。

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