順天堂大学保健看護学部は3月4日、「在留外国人の職業性ストレスとサポート」をテーマにした公開講座を三島キャンパスで開催した。会場とオンライン配信を含め、高校生から60歳代まで幅広い年代の25人が参加した。
同学部教員で基礎看護学が専門の山本哲子講師が、海外(ウズベキスタン)での看護経験、日本国内の日本国籍労働者と高度外国人材の職業性ストレス比較、日本語能力検定試験(JLPT)の日本語能力レベルを基準とした職業性ストレス比較などについて講演した。
山本講師は、「外国人労働者との関わりで必要なことは、日本語レベルによって異なる可能性が高い。日本語にあまり慣れていない外国人労働者には、仕事の見通しや予測されることを伝えることがストレス軽減の一助である一方、母国での経験にも目を向けて、仕事のコントール度を奪い過ぎないことも重要」だと説明した。
講義の終盤には、「外国人が腹痛で来院した場合」を想定し、どんな表現が外国人とのコミュニケーションを困難にしているか、グループワークにて話し合い、外国人労働者へのサポート方法について学んだ。
参加者はこの講演を日常生活でどのように生かすことができるのかという視点で考えている様子で、講演後には「外国人に限らず、相手にわかりやすい言葉を使用することが大切である」「日本語の習得レベルでストレスが異なることがわかった」との感想が寄せられた。
順天堂大学保健看護学部では、これまでも学内外から経験豊富な講師を招き、「楽に歩く~エクササイズからの脱却~」「生命を守る フライトナースの役割」など、日常生活で健康維持増進に役立つ内容から専門性の高い内容まで幅広いテーマの講習会・公開講座を主催している。