龍大にハヤブサ人工巣 国内大で初 設置へ 生物多様性の向上・回復へ 学生にも興味・理解を /京都
毎日新聞
2026/5/6 地方版
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食物連鎖のピラミッドの頂点に立ち、生態系の豊かさの指標とされる猛きん類の営巣場所を都市部に創出しよう――。生物多様性の保全・回復に注力する龍谷大が京都市伏見区の深草キャンパスにある校舎3棟の屋上にハヤブサの人工巣を設置する。国内の大学で初という。【太田裕之】
その名の通り高速飛翔で知られるハヤブサは南極を除く世界各地に分布。体長は雄が40センチ前後、雌は約50センチになる。主にハト以下の大きさの鳥を食べ、時速300キロ以上の急降下で捕獲する。海岸や内陸の崖などに営巣するが、都市開発などによって個体数が減少し、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種、京都府のレッドデータブックでは絶滅危惧種とされる。一方、近年は都市部の高層の建物で営巣するようになり、国内でも石川県庁や鳥取県警本部など、各地のビルで確認されている。
龍谷大は、国連や環境省が推進し、2030年までに生物多様性の損失を食い止めて回復軌道に乗せることを目指す「ネイチャーポジティブ宣言」を日本の大学で初めて24年3月に発出。27年4月には「環境サステナビリティ学部」(仮称・設置届出中)を新設する予定だ。
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