ユニバ・トーク

10月7日 続・月面ナビ

 月は自転と公転の周期が同じため、地球に対して常に同じ側を向けている。では地球から見えない裏側はどうなっているのか? そんな疑問から月の裏側では高度な知的生命体が建造したピラミッドや高層ビルが乱立しているなどという都市伝説がまことしやかにささやかれている。

     それならグーグルが公開している月面地図Google Moonで月の裏側は見えないのか? 画像を自分の目では確かめられないので、人工知能(AI)アシスタントのイメージディスクライブ(画像解説)を利用して月面がどうなっているのか聞いてみた。

     まずGoogle Moonは、地球の表面を球体で映せるGoogle Earthと違って、常に平面であること、フォーカス移動で同じ方向に動かしていっても、南北方向には行き止まりになってしまい、見えている側の月の表面だけを確認できるようだ。どんなものが見えるのか質問すると、クレーターのような円形の突起が目立つそうだ。ちなみに火星地図のGoogle Marsでは映像が粗く、モノクロの月面に対して褐色になっている。表面には運河のようなものが見えているらしい。

     一方、地球儀のように360度回して閲覧できるGoogle Earthでは海は青、陸は緑で識別できるという。九州地方に台風が接近している時期だったので九州を拡大表示すると、解説で渦巻く雲や台風の目の存在が確認できた。

     1969年7月20日、アポロ11号が月面有人着陸に成功してから55年。当時、小学生だった私は購読していた月刊誌の付録にあった樹脂製の月面レプリカがお気に入りの宝物だった。今日、片側だけとはいえ、地球から誰でもリアルタイムに月面が映せる技術が実現したのは大きな進歩だ。ニール・アームストロング船長たちが残してきたアメリカ合衆国の旗なども画像で確認できたらすばらしいと思った。【岩下恭士】