座りすぎに注意 座骨神経痛を招く梨状筋症候群を改善するには
事務職の早紀さん(48歳、仮名)は3カ月前、右の臀部(でんぶ)からふくらはぎにかけてしびれと痛みがあり、夜間もたびたび目が覚めてしまうようになった。冷房のきいたオフィスで仕事をしている間は、下半身にひざ掛けをかけているが、午後には右脚のしびれとだるさが増し、臀部の痛みも強くなる。マッサージを試してみたがよくならなかったので、会社の近所の整形外科を受診したところ、腰や臀部の骨に異常はなく、梨状筋症候群による座骨神経痛と診断された。
梨状筋が硬直して座骨神経を圧迫
「梨状筋は、臀部の骨である仙骨と太ももの骨の間にあり、座骨神経のつけ根の上に覆いかぶさるように伸びている梨のような形の筋肉です。股関節を動かすために重要な働きをしています。梨状筋症候群は、この筋肉が緊張・硬直して座骨神経を圧迫し、しびれや痛み、違和感が生じた状態です。座骨神経が障害されて下半身にしびれや痛みが生じる座骨神経痛の原因の一つです」
そう話すのは、「図解今すぐ治せる!坐骨神経痛」(Gakken)などの著書があり、千葉ロッテマリーンズアカデミーの元オフィシャルメディカルアドバイザーで、さかいクリニックグループ代表、柔道整復師の酒井慎太郎さんだ。
過去の連載(※)でも触れたように、座骨神経痛は正式な病名ではなく、座骨神経が障害されて臀部や脚にしびれや違和感、痛みが生じている状態を指す。梨状筋の緊張・硬直によって座骨神経痛を起こしている人は少なくないという。
…
無料の会員登録で続きが読めます。
毎日IDにご登録頂くと、本サイトの記事が
読み放題でご利用頂けます。登録は無料です。
ふくしま・あき 医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。共著に「在宅死のすすめ方」(世界文化社)などがある。