教養・歴史 書評

これからの“生存”に必要なのは“まかない力” 高部知子

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 物価上昇が止まらない。少し前まで米問題、今度は石油。皆さんどう対応されているんだろう。私は数年前からこうした物価高に備えて農業の勉強を続けてきた。無農薬栽培の民間資格を取得し、いま現在、野菜10種、果樹7種ほどを育てている。勉強の成果を生かし、肥料は自分で配合し、土から完全無農薬栽培をしている。さぁこれで物価高になっても、ある程度は食べることに困らないだろうと思っていた。……が! なんと、今回の中東石油問題で現実を学んだ。作物はホームセンターや農協で「元土」「種」「苗」、そしてなにより「肥料」を購入しないと、そもそも何も始められないのだ。そしてこれらの大半は輸入品。そう。農薬を使う使わない以前に、輸入が止まってしまうと栽培そのものができなくなってしまうのだ。私のようにホームセンターに通いながら家庭菜園をされている方、多いのではないだろうか。では、どうしたらよいのだろう?と考えていたら、こんな本を見つけた。

『地球のまかないごはん 食・農・風景をめぐる往復書簡』(真田純子、湯澤規子著、農山漁村文化協会、1760円)。本書は都市計画史を専門とする教授と、歴史地理学を専門とする教授が…

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