米リベラル系動画チャンネルが急成長 中間選挙への影響は? 平野光芳
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米リベラル系団体「モア・パーフェクト・ユニオン」(MPU)が運営するユーチューブチャンネルが近年、急成長している。淡々としたドキュメンタリータッチで物価や雇用、医療、格差など生活に身近な話題を描き、米社会の矛盾を浮き彫りにする。チャンネル登録者数は約320万人、総再生回数は約5億5000万回に達し、11月の中間選挙に向けた影響力にも注目が集まる。
米国で政治・社会系の新興メディアといえば、個性的なパーソナリティーが時に過激な言動で視聴者を沸かせる右派系が優勢だ。一方、MPUは2021年に設立された非営利組織で、代表のファイズ・シャキール氏は急進左派のサンダース上院議員の元選挙対策責任者を務めた経歴を持つ。ただあえてメイン司会者は置かず、個人に依存しない戦略を取る。動画の言わんとすることのほとんどは「民主党寄り」だが、特定の政党や政治家への支持や投票を明確に呼びかけることはなく、表面上は「中立」という印象を受ける。
特に評判を呼んでいるのが昨年9月の「サンダースをトランプ優勢地区に連れて行ってみた」という18分ほどの動画だ。前回大統領選で共和党のトランプ氏が約70%を得票した「真っ赤な…
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週刊エコノミスト
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