教養・歴史 鎌田浩毅の役に立つ地学

「岩石」とは地球内部の変動の歴史を秘める「鉱物の集合体」/251 

手すりや柱に良質な大理石「小桜」が使用された名古屋市役所本庁舎の玄関ホール
手すりや柱に良質な大理石「小桜」が使用された名古屋市役所本庁舎の玄関ホール

 地学とは地球を研究する学問であり、地表を作る構成物には岩石と鉱物がある。「岩石」とは地学で「鉱物の集合体」と明確に定義された科学用語であり、どのような鉱物が集まってできているのかで見かけが変わってくる。黒い鉱物が多ければ全体として黒い緻密な岩石になり、鉱物の粒が向きをそろえて配列していればしま模様に見える。こうした構成鉱物の種類と割合を調べることで、岩石の成り立ちが分かる。

 岩石は成因により、マグマが固まった「火成岩」、砂や泥などが堆積(たいせき)して固まった「堆積岩」、地中を移動した岩石が熱や圧力を受けて変化した「変成岩」に大きく分類される。火成岩はマグマが冷却してできた場所により、見かけ…

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