岩手の山林火災、複数の熱源を発見 ヘリで探査、近くにクマ3頭も
2日に「鎮圧」が宣言された岩手県大槌町の林野火災で、消防隊は6日、ヘリコプターとドローンに搭載した赤外線カメラを使い、上空から燃え残っている場所を調べた。ヘリからの探査で、吉里吉里地区の3カ所で前日は見えなかった熱源を発見。近づくと、目視でも炎や煙が確認されたほか、近くに3頭のクマがいることもわかった。
火災は4月22日午後、町の2カ所で相次いで起きた。町の面積の8%超にあたる約1633ヘクタールが焼け、平成以降2番目の規模に。2日に町が鎮圧を宣言したが、完全には火種がなくなっておらず、鎮火に向けて消火作業が続いている。
赤外線カメラは、目視ではわからない熱を持つ場所を白く映す。この日は、カメラを搭載した札幌市消防局のヘリコプターが上空を飛行。カメラは、海側の吉里吉里地区に3カ所の熱源を見つけたほか、火元ではなさそうな「熱を持った何か」が動いているのを捉えた。ヘリで近づくと、3頭のクマが木登りをしたり、山道をかけたりしていたという。
ヘリ部隊を指揮する岩手県防災航空隊の高田邦生隊長は「クマを見つけたのは初めて」と驚いた。クマに出くわすおそれがあることから、消防隊は山林内に入っての消火作業は危険だと判断。午後、上空や海岸から放水する方針だ。
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