NY商品、原油反落 ホルムズ海峡巡る警戒が後退 金反発
【NQNニューヨーク=森川サリー】5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比4.15ドル(3.9%)安の1バレル102.27ドルで取引を終えた。エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の航行を巡る警戒が後退し、原油先物に売りが出た。
米中央軍は4日、ホルムズ海峡で足止めされていた船舶の通過を支援する取り組み「プロジェクト・フリーダム」を始めた。複数メディアは同日、デンマーク海運大手APモラー・マースクの子会社が運航する米国船籍「アライアンス・フェアファックス」が米軍の護衛のもとホルムズ海峡を無事に通過したと報じた。
米中央軍は4日、米国船籍の商船2隻がホルムズ海峡の通過に成功したとX(旧ツイッター)に投稿した。市場では「より多くの船舶がホルムズ海峡を通過できるようになるとの思惑につながった」(プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏)との声が聞かれた。
4日にはイランと米国の双方が武力行使をしたと伝わっていた。ヘグセス米国防長官は5日の記者会見で、「現時点では停戦は確かに維持されている」との見方を示した。米国がイランに対して激しい報復に出るとの過度な懸念が後退したことも、原油先物の売りにつながった。
ニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比35.2ドル(0.8%)高の1トロイオンス4568.5ドルで取引を終えた。米長期金利が低下し、金利のつかない資産である金の先物の投資妙味が増したとみた買いが入った。









