AI相場は継続へ、決算で探す「プラスα」銘柄 ヴェリタスEYE(4月30日)

日経平均株価は続落し、終値は前営業日比632円(1.1%)安の5万9284円でした。中東情勢の混乱が長期化するとの懸念に加え、米連邦準備理事会(FRB)の年内利下げ観測の後退が重荷になりました。国内の大型連休を前に持ち高を落とす動きも重なり、東証プライム市場の7割超の銘柄が下落しました。
決算発表を受けて人工知能(AI)相場の持続を見込む声が広がっています。米アルファベットなどハイテク大手の決算発表ではクラウド事業の好調さが確認されました。設備投資計画の引き上げも相次ぎ、巨額のAI関連投資は続く見通しです。
国内企業の決算からもAI関連の需要の強さがうかがえます。TDK(6762)はAIサーバーの大幅な伸びを想定し、2027年3月期の連結純利益が前期比15%増になると発表しました。30日の取引時間中に決算を出した村田製作所(6981)もAIデータセンター向けなどの需要を取り込み、27年3月期は25%の最終増益を見込みます。
ただ、「AI一極集中は行き過ぎ」との警戒感も強く、「プラスα」で保有できる分散投資先を探す動きも出ています。注目業種の1つが建設です。資材価格の上昇による利益率圧迫への警戒感から株価はさえません。建設ではコスト上昇分の転嫁が可能とみられ、「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に対して売られすぎ」との声も出ていました。(松本裕子)
松本裕子 2008年日本経済新聞社入社。証券部やヴェリタス編集部で主に国内外の株式や債券などマーケット全般と資産運用分野の取材を担当。ESGエディターを経て23年から現職。東京都出身
日経ヴェリタスの専門記者が解説する動画「ヴェリタスEYE」。東京市場の大引け後、その日のマーケットを動かした要因やプレーヤー、注目銘柄、さらに翌日以降のシナリオをコンパクトにお届けします。相場が大きく動いた場合などは特別編として公開します。...

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