高校野球地方大会も佳境 キラリ光った「ダイヤの原石」 無限の可能性秘める未来のスター候補を探る

[ 2025年7月23日 15:00 ]

立大池袋戦で力投する東海大高輪台・佐々木 
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 【伊藤幸男の一期一会】甲子園を目指す各地方大会も佳境を迎えつつある。連日の猛暑にめげず、全力でチームの勝利にまい進する球児たち。150キロ超の豪腕や、長距離スラッガーに注目は集まりがちが、あえてキラリと光った選手にスポットを当ててみた。

 (1)東東京 東海大高輪台・佐々木湧祐投手(3年)

 1メートル83の恵まれた長身から投げ下ろす大型左腕。今春から台頭と経験値こそ浅いが、フォームが固まればさらなる成長が期待できる。しかも打者からリリースの見えづらいフォームで内・外角に投げ分けられる資質も兼ね備えている。

 視察した日本ハム・坂本晃一スカウトは「まだ線は細いものの、手足が長く体が出来れば面白い。スピードの割にはスピンが効いているボールは伸び代を感じる」と話した。

 (2)東東京 都立深川・庭本葉瑠二塁手(3年)

 中学時代は何とサーファー。硬式での野球経験は2年3カ月ながら、初の公式戦で再三の好守を見せた。7回には遊撃―二塁―一塁と併殺を完成。さらに一、二塁間の深いゴロを捕球するや、一塁カバーの投手にストライク送球し、打者をアウトにした。両足がけいれんし途中交代も、間宮康介監督は「野球経験がないのに併殺とは」と驚いていた。

 (3)秋田 鹿角(かづの)・川又蓮外野手(3年)

 創部2年目のチームを「1番・右翼」で快進撃を支えた。特に22日・金足農との秋田大会決勝では今秋ドラフト候補・吉田大輝から右越え二塁打を含め3安打の活躍。守っても8回1死一塁から右飛を捕球するや、ハーフウエーから戻る一塁走者を強肩で刺した。

 (4)秋田 ノースアジア大明桜・井上裕貴内野手(3年)

 「1番・遊撃」に加え、投手も兼任。20日の金足農との準決勝では4回途中から登板し、一塁側に転がるスクイズバントを右手でつかむやバックトスで返球し、ホームで間一髪アウトにした。機敏なプレーの中に野球センスを感じさせた。

 以上、記者が取材を通じて印象に残る4選手をピックアップしたが、全国には数多くのスター候補があまた存在する。チームの勝敗だけではなく、今後も「ダイヤの原石」を扱っていきたい。
 

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