ホワイトソックス・村上 速球キラーだ!ジャッジに並ぶ3試合ぶり14号

[ 2026年5月6日 01:30 ]

ア・リーグ   ホワイトソックス6―0エンゼルス ( 2026年5月4日    アナハイム )

本塁打を放ち、ベンチで迎えられるホワイトソックス・村上(AP)
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 ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が4日(日本時間5日)、エンゼルス戦に「2番・一塁」で出場し、4回にメジャートップに並ぶ14号2ランを放った。今季98マイル(約157・7キロ)以上を本塁打したのは2度目。複数本塁打したのは今季ただ一人で、米メディアは「Velo(ベロ=速球)Killer(キラー)」と報じた。近年低迷が続いたチームも上位へ「急加速」させている。

 「ヒットマン」が狙い打った。弾丸のような直球を捉えた村上に、米記者は「Killer」の異名を付けた。「ああいう少し高めのボール球を打てたことは凄く自信にもなる」。3試合ぶりの14号で、この日先に打ったヤンキース・ジャッジのメジャートップに並んだ。

 仕留めたのは、防御率リーグトップで月間MVPに選出されたエンゼルスの剛腕・ソリアーノの98・1マイル(約157・8キロ)。2点リードの4回1死一塁だ。外角高めの直球を中越え2ラン。98マイル以上を本塁打したのはメジャー全体で24本だが、今季唯一複数本塁打した打者となり、大リーグ公式サイトのデービッド・アドラー氏から「ムネタカ・ベロキラー・ムラカミ」と命名された。「ベロ」は「速さ」を表す「ベロシティー」の略語。年間64発の本塁打ペースもとんでもない速さだ。

 渡米後は、右足の上げ幅を小さくする打撃フォームに改良。昨オフのFA市場で「速球に弱い」と獲得に二の足を踏む球団も多かったが、疑念を払拭した。ホ軍は昨季まで3年連続100敗以上を記録。人気が低迷する球団の経営戦略上、昨オフは高額の大砲を獲得することが困難な中で2年契約を結んだ村上が、借金1のア・リーグ中地区3位に浮上させた。今季初の勝率5割となれば、5月以降では4年ぶりだ。

 「怪記録」も話題となった。6回にはメジャー初となる二塁打を強烈に右翼線へ運んだ。ここまで14長打は全て本塁打だった。地元局のインタビューには「(一塁の)ベースターンが難しかった」と久しぶりの“ベロ走塁”に笑みを浮かべた。

 直近2試合は無安打だったが8回にも中前打して3安打2打点。6試合ぶりの複数安打に「勝ち続けていけるようにしたい。本当にチーム一丸となって勝とうという意識でやっている。結果につながっていることが一番いいこと」。大谷(ドジャース)が23年まで在籍した球場で、両軍ファンも「悩殺」した。

 ≪35戦153打席目で初≫村上は6回2死で右翼線二塁打。開幕から35試合、153打席目で初の二塁打は本塁打以外で初の長打となった。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、シーズン開幕から14本の長打が全て本塁打だったのは1900年以降では2番目の記録。1位は1955年のエディ・ロビンソン(ヤンキース)の15本。

 ▽Velocity(ベロシティー) 「速度」、「速さ」を意味する名詞。日常会話では「speed(スピード)」を使うのが一般的だが、「velocity」は物体の運動や流れの速さに使用される。「speed+方向」というイメージの言葉で、「どの方向にどのくらいの速さで」という物理学的な速度を示す。チャーリー・シーン主演で、自由落下の速度を表す意味の「ターミナル・ベロシティ」という94年公開のスカイダイビング映画もある。

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