大学医学部の「服薬体験」授業に参加してみた…技術も情熱も併せ持つ医師を増やすために
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風邪をひいた時や持病がある時、私たちは薬を飲みます。錠剤、カプセル、粉など形状は違っても、水さえあれば、飲むのに苦労しない人がほとんどでしょう。
でも、幼い子どもにとっては、服薬はつらい“苦行”に等しい。大人は、その嫌な経験をとっくの昔に忘れてしまっている――。私は先日、そのことを改めて認識する経験をさせてもらいました。
小児科の処方薬、医学部生が飲んでみる

1月30日の午前11時前、東京都品川区の昭和大学医学部。3年生の小児科の授業で、初めて「服薬体験」実習が行われました。小児科でよく処方される薬を学生が実際に飲み、「味」「におい」「子どもが飲みやすいかどうか」を評価する、という実習です。
薬の量は大人の用量の10分の1~2分の1なので、効果も副作用もきわめて低い。アレルギー体質の人や腎臓・肝臓の病歴のある人は参加せず、見学だけにとどめます。参加は強制ではなく、私が取材した時間は学生10人ほどが参加しました。
試した薬は、(1)アレルギー性の鼻炎やかゆみなどを治すシロップ(2)
苦い! まずい!

せっかくの機会なので、私も実習の同意書にサインして、服薬を体験してみました。
なるほど。オレンジジュースで飲みやすくなる薬もあれば、逆にまずくなる薬もある。服薬補助ゼリーも同様でした。子どものころも私は薬を水でしか飲んだことがなかったので、新鮮な発見でした。
中でも(4)の抗菌薬は、何とも言えない石油のようなにおいがして、苦い! まずい! ジュースでもゼリーでも、かえって苦みが際立ちました。飲んだあと、気持ち悪くて少し頭が痛くなったほどです。学生たちの評価も、「ゴムかタイヤのにおい」「除光液のにおい」「粘土を触った後の手のにおい」などなど、総じて良くありませんでした。


























