「手首マスク」批判におこたえします
完了しました
前回のコラム 「ウィズコロナは『手首マスク』『腕マスク』で」 は、通常の10倍以上の閲覧数がありました。読んでくださった方、ありがとうございます。
「撤回」求める意見も

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に引き下げられ、政府がマスク着用を個人の判断に委ねた今、それでもマスク着用が必要な時のために、手首にマスクのひもをかけて持ち歩く「手首マスク」や「腕マスク」を私が実践している、という内容でした。
これに対して、SNSでは「マスクに菌やウイルスが付着し、不潔極まりない」といった批判的な意見も散見されました。弊社のお客さまセンターにも、あのコラムの「撤回」を求める意見が寄せられました。ということは、不快に思った方があのコラムを各方面に拡散させ、いわゆる「炎上」したわけですね。
コラムを書いた時、多少は批判的な意見はあるかもしれない、とは思ったものの、これほどとは予想外でした。ただ、私はあのコラムを何の根拠もなく書いたわけではありませんし、今も誤りだとは思っていないので、もちろん撤回などするつもりはまったくありません。
媒介物経由のコロナ感染リスク、ほぼない

今回は、その理由を解説しましょう。まあ、実は過去のコラムですでに詳しく書いてきた内容なのですが、改めて紹介します。ポイントは、以下の通りです。
・ウイルスは基本的に、ヒトなどの生きた細胞の中でしか生き続けることはできない。
・ウイルスが物の上で生き続けるという実験は、対象物に大量のウイルスを付着させて残存時間を調べており、現実社会ではありえない(英科学誌「ネイチャー」)。
・媒介物を介した新型コロナ感染(接触感染)のリスクは低く、1万分の1未満(CDC=米疾病対策センター)。
・つまり、「マスクは汚染されているから感染の危険がある」という説に、科学的な根拠はない。
私のコラム「なるほど!医療」は、2020年4月にスタートしました。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスをパンデミックと表明して間もなくのことです。コラムのテーマは医療全般で、私が自由に選べるのですが、この3年ほど、新型コロナは国民の関心事でしたから、どうしてもその関連のネタが多くなりました。そして現在進行形のテーマである以上、政府の見解や対策、新たな研究結果などの動きがあれば、それも折に触れて紹介してきました。


























