やっぱり同調圧力? 消えないマスクの背景

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

世論調査部 深谷浩隆

 感染症法上の分類が5月8日に季節性インフルエンザ並みの「5類」に引き下げられた新型コロナウイルス。マスクの着用が3月から個人の判断とされ、分類引き下げでさらに行動制限が緩められた後も、街を見渡せばマスク姿はまだまだ多い。「周りの人が着用するなら自分も」と感じる――。1~2月の読売新聞世論調査で、そう回答した人は全体の8割超に達した。調査結果からもうかがわれる「同調圧力」と、夏の暑さとともに高まるマスク着用の不快感のせめぎ合いは今も続く。読売新聞の世論調査と読者から寄せられた投書をもとに、これまでの国民のマスクに対する意識を探ってみた。

「個人の判断」と言われても……

 マスク着用を呼びかけてきた政府が、着用を原則個人の判断に委ねたのは2023年3月13日だった。その週末の17~19日に行った電話調査では、政府の決定を「評価する」が74%で、「評価しない」は24%。国民の多くは政府の判断を歓迎する一方、一足飛びに「脱マスク」には向かわなかった。1か月後の4月14~16日の電話調査では、着用が「減った」は30%にとどまり、「減っていない」の69%を大きく下回った。

 例年より過酷だった花粉症の対策、夏の暑さが本格化していない。こうした事情に加え、大きな要因と考えられるのが、コロナ禍以前から日本社会に根強いと指摘される「同調圧力」である。1~2月の郵送調査で、周囲が着用しているなら自分も着用しなければならないと「感じる」人は「どちらかといえば」を含めて83%に達し、性別や年代を問わず8割を超えた。

1

2

3

4

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

使い方
速報ニュースを読む 「「世論」を見る」の最新記事一覧
注目ニュースランキングをみる
記事に関する報告
4166171 0 「世論」を見る 2023/05/23 11:00:00 2023/05/23 11:14:26 /media/2023/05/20230518-OYT8I50068-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

おすすめ特集・連載

読売新聞購読申し込みバナー
プリファードソース

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)