普通だと思っていた相方・吉村は売れた…ノブコブ徳井が考える「成功する芸人に必要な2つの要素」

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「芸人自体は、やっぱり楽しいですよね」と語る徳井健太さん=西孝高撮影
「芸人自体は、やっぱり楽しいですよね」と語る徳井健太さん=西孝高撮影

 「ダウンタウンさんは、壁でさえなかった。けたが違いすぎて、自分が残念だった」。お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の徳井健太さん(41)が、芸人たちの世界について考察した『敗北からの芸人論』(新潮社)を出版した。自分たちの道のりを振り返りながら、千鳥やハライチなどのコンビについて人気の秘密を語ってくれた。(文化部 待田晋哉)

「東京に出られれば何でもよかった」

 相方の吉村崇さん(41)とコンビとして活動する傍ら、徳井さんは近年「アメトーーク!」をはじめとする番組で、芸人たちの「笑い」について熱く語る姿が評判を呼んでいる。今著の執筆は、愛すべき吉本芸人たちを紹介した『この素晴らしき世界』(同)を2020年に出版した東野幸治さんからの指名だった。「うれしかったですけど、正直、『本当すか?』という感じでした。ダウンタウンさんと同じく『ごっつ』(バラエティー番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』)に出てた夢の人なんで」

『敗北からの芸人論』
『敗北からの芸人論』

 今回の本では、計21のコンビやピン芸人らについて書いている。徹底しているのは、自分が若手漫才師のコンテスト「M―1グランプリ」の決勝にも出ていない「落ちこぼれ芸人」の立場を貫くことだ。敬意を持って数々の芸人たちを語る。

 「自分は高校生のころ、クラスで人気者の女の子に『徳井くんは面白いから芸人になったほうがいいよ』と言われ、それまで一度たりとも考えたことがなかったのに、芸人になろうって決めたんです。親も先生もびっくりですよ」

 「北海道の別海から上京してNSCに入り、全然、通用しないなと思いましたね。でも当時は、とにかく東京に出たかっただけなんで、絶望さえしなかった。適当にパチプロでもやって、30歳で死ねばいいやと思ってた。そのころ、コンビを組まないかと言ってくれたのが、NSCの同期の吉村です。理由は分かりません。強いて言うと同じ北海道から出てきたことだけど、吉村は札幌です。別海とは全然違いますからね」

吉村は純粋に「売れたい」と思い続けられた

 その相方の吉村さんとは、若いころから「殺意」を抱くほど衝突を繰り返し、解散を何度も考えたと著書の中で明かす。現在は、多くのテレビ番組に出ている彼に感謝の気持ちを抱くようになったという。

「平成ノブシコブシ」吉村崇さん
「平成ノブシコブシ」吉村崇さん

 「コンビを組んで1年たたないくらいかな。あいつの風呂なしの家で2人でネタ合わせしてたんです。吉村が書いたネタで、あいつの中にイメージがあったんでしょうね。間とか、言い方とか。でもうまくいかなくて、吉村が『あーあ、俺が2人いたら良かったのにな』と。危うく密室殺人を起こすところでした。じゃあ、俺いなくていいんだと思って、それからは書いてきたものを『ああ、はいはい』って感じでやってました。吉村はどんなネタでもつき合ってくれたと、いい意味に捉えているんですけど」

 「吉村って若手のころ、大喜利とかやってもそんなに面白いって言われなかったんですよ。一般社会では面白いけど、芸人では普通かなって。世の中の8、9割の芸人はそんなものでしょう。ただ、吉村は純粋に売れたいと思い続けられた。売れるための行動力は、芸人の中でも歴代1位かもしれません」

必要なのは「売れたいと思い続けること」と「シフトチェンジ」

 芸人として成功するにはまず、「売れたい」と思い続けること。さらに、本当に多くの人に愛される芸人になるためには、「売れるためにシフトチェンジする」ことが、必要になってくるという。

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